週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

男同士おしゃべりに夢中になれるほど居心地がいいカフェ@「陶仙房 須栗平」(茅野市)

昨日はアバルト仲間のOさんと

久しぶりに2台で八ケ岳の麓を走りました。

 

お昼に行きつけのメカニックの工場で

フィルターとともにオイル交換をしたアバルトは

見違えるように変わって、

3000回転以上の高回転が

シュンシュンと滑らかに回り切って、

時折雨の降る天気でしたが

クルマはごきげん、

車窓はさながらステルヴィオ峠でした。

 

しかし、僕のアバルト以上にごきげんだったのは

Oさんのアバルトです。

聞いたら吸排気系をチューニングし

乗り心地をよくするためにリアに補強バーを入れ

シートの高さを下げるなど、

次から次へとカスタマイズしているようで、

窓を閉めたままなのに

前を走るOさんのアバルトからは

バババババッとレーシーなサウンドが鳴りっぱなしでした。

 

そうして2台が向かった先は

茅野市の森の中にある古民家カフェ、

陶仙房 須栗平」です。

tabelog.com

 

信州の山や畑の間を縫うように走って

着いた先はまずはカフェの案内板が立つ駐車場。

ここにクルマを止めて森の中に入っていくのですが

午後13:30という中途半端な時間なのに

駐車場はいっぱいでした。

ここからお店へと歩いていきます。

こんなデッキを歩いていくと・・・

間もなくお店が現れました。

古民家というかお寺のようでもあり・・・。

 

お店に入るとたくさんの陶器や木工品が

ギャラリーのように整然と展示されています。

すべて地元の作家さんたちの作品ですが

もちろん買うことが出来ます。

陶器についてはあまりよくわからない僕ですが

こういう古民家に並べられてあるのを見ると

なんだか俄然良さが伝わります。

思わず買いたくなってしまいましたが、

Oさんが

「僕この前ここで衝動買いしたのですが

家でその日のうちに割ってしまいました」

というのを聞き、

ああ、僕も同じことをやりそうだと

取りあえず見て楽しむだけにしました。

 

さらに奥に進むとテーブル席がいくつもあるのですが

どの席もテーブルも椅子も低く

庭が見渡せます。

庭を見ながらどっぷりと腰を鎮めた状態のカフェですから

長居してしまうのは当然です💦

僕らはコーヒーにデザートのついたセットで

2時間半もしゃべりこんでしまいました。

 

コーヒーはオーガニックの浅煎り・深入りが選べます。

 

デザートはその日の3種類から選べます。

 

僕は山の果実がぎっしり詰まったタルトと

浅煎りコーヒーを注文し、

セットで税込み¥1,001円でした。

 

還暦過ぎた男同士、長々と2時間半も話すことといえば

八ヶ岳の暮らしのこと、クルマのこと、

仕事のこと、老後のこと、健康のこと。

まあそうなりますわ。

 

それにしてもめずらしくOさんが

いつもほどの元気がありませんでした。

どうかしたんですか?

と聞いたら、

「なんだか最近嫌なことや悲しいことを

引きずるようになってしまい

眠れないのです。

昔はそんなことはなかったのですが・・・。

これも年ですかね・・・」とのこと。

彼はコップに半分水があると

「まだ半分もある!」と思うタイプで

「もう半分しかない・・・」とは思わないタイプです。

それがどうやら後者になってきたようです。

そんなことないですか?

と聞くので

「いや、僕はそもそも引きずるタイプなので

毎日あーだこーだ眠れないですが

そうなると別に苦じゃないですよ」

と言ったら、

「ああ、そうやって受け入れていけばいいんだあ~!」

と大笑い。

 

そんなふうに時間を忘れて

男同士でもおしゃべりに夢中になれるほど

居心地のいいカフェでした。

今度は一人で本を持って

ゆっくり来ようと思います。