先日の山小屋では
久しぶりにチェンソーワークにいそしみました。
ずいぶん使っていなかったので
軽く分解して掃除をしようとしたら
ネジが一本なくなっていました。
多分前回使っているときに振動で落ちてしまったのでしょう。
1本のネジでは危険なので
綿半までネジを買いに行きました。
綿半ではネジのついでにチェンソーの刃も買い
どうせならファインチューンを施すことに。
チューニングされたチェンソーは見違えるように切れ味がよくなりました。
今回切ったのは
マッチョ男の腕ぐらいの太さの楢の枝だったので
3秒ぐらいで切れていきます。
俄然楽しくなって夢中になっていたら
急にあたりが静かになってエンジンが止まりました。
ガソリンとオイルが切れたのです。
ふと時計を見たら
1時間以上たっていました。
背筋を伸ばしたら
スクワット後のように足が震えていました。
熱中するということはこうなることを言うのでしょう。
そうして切った薪の山を見たら
心地よい満足感が満ち溢れてきました。
没頭するというのはこういうことを言うのでしょう。
だからこそですが
チェンソーワークをしている人に近寄って
よう!なんて声をかけないでくださいね。
没頭しているあまりビックリしてチェンソー持ったまま
振り返るなんてことも考えられますから。
そのぐらい周りが見えなくなるチェンソーワークは
だからこそ都会と離れることのできる一番の作業で
僕は山小屋生活というのは
薪づくりにこそ意義があるものだと思っています。
これだけの薪を眺めていると
冬の寒さというよりも
薪ストーブの暖かさの方を思い浮かべて、
まだ春なのに
もう冬を楽しみにしてしまっているから不思議です。