週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

「松茸酒」なるその味は?!

週末の山小屋では

秋の夜長を楽しもうと

薪ストーブで煮豚を作って酒を飲みました。

 

LOGDEの鉄鍋「コンボクッカー」を薪ストーブに乗せて

豚肩ロースを煮込むのは

山小屋暮らしの定番になりつつあります。

 

まずは豚肩ロース600gをタコ糸で巻きます。

そして塩コショウをたっぷり刷り込みます。

 

次にコンボクッカーに油をひいて

全体的に焼き目をつけていきます。

 

一通り焼き目が付いたら

・しょうゆ(100cc)

・水(400cc)

・日本酒(50cc)

・砂糖(大匙3)

・にんにくすりおろし(2片)

・しょうがすりおろし(2片)

・長ネギの青い部分(1本)

・八角(2個)

・シナモン(2片)

を入れて・・・

 

煮込む。煮込む。煮込む!

 

とろけるような柔らかさを求めて

時間はたっぷりあるので徹底的に煮込むことに。

 

YouTubeを見てのんびりとやっていたら

いつの間にか2時間も経っていて、

そろそろいいだろうとふたを開けたら

すごいいい匂い!

今回は冷蔵庫に余っていたシナモンを入れてみたのだが

これがよかったのかもしれない。

 

早速取り出して包丁を入れたら、

包丁を入れる前にボロボロと崩れるほど

柔らかくなっていました。

煮すぎかな💦

 

でも味は最高でした!

 

待てよ!

 

その日たてしな農園に買い出しに行ったとき

物珍しさに買ってしまた「松茸酒」を思い出しました。

ひょっとしてここは松茸酒でしょ!

とばかり冷蔵庫から取り出した松茸酒。

 

採れたての松茸が並んでいて

買いたかったけど7000円とかするので

こりゃ無理だわ~💦なんて思っていたところ、

「今年もやります、季節限定松茸酒」という看板があって

見たら瓶の底に松茸のスライスが3枚ほど入っている日本酒で

500mlで1000円もしなかったので

こりゃ一人の秋の夜長にちょうどいい!

とばかり買ってしまったのです。

 

さて、はやる気持ちを抑えながら

冷たい酒をカップに注いで一口すすります。

 

ん?

なんだこれ?

 

最初の印象です。

あんまり日本酒らしい味がしない。

 

もう一口含んで、

こんどはわざと鼻に抜けるような飲み方をしてみた。

 

ん?

松茸っぽい香りもあんまりしない。

 

何と言っていいのかわからない

不思議なリキュールという感じかなあ。

 

まずくはないけど想像していたおいしさとは程遠いのです。

 

まず日本酒らしいキレがなくぼやっとした口当たりで、

松茸の香りがするのかと思うと

松茸に至るまでの”土の生の香り”が立っている。

要するに日本酒独特のキレと

松茸の上品な香りが打ち消しあってしまっているようで

ちょっと期待外れでした。。。

 

ともあれ市場には出ないであろう

この時期、この場所限定の「松茸酒」です。

その物珍しさを味わいながら

ホロホロに崩れた煮豚を肴に

薪ストーブの炎が揺らめく秋の夜長を楽しみました。

 

ひょっとするとお燗にするとうまかったのかもね!