僕はそれほど漫画にはまったわけではないのですが、
年代やジャンルはともあれ
「マカロニほうれん荘」(鴨川つばめ)
「無能の人」(つげ義春)
「寿五郎ショウ」(江口寿史)
「流行るんです」(吉田戦車)
「GT roman」(西風)
「ぼのぼの」(いがらしみきお)
・・・
といった漫画にはまりました。
そう言うと僕の下品で情けない趣味嗜好が
わかっていただけると思いますが、
中でも大好きだったのは
「がきデカ」(山上たつひこ)
です。
いつもリビングで読んではほったらかしにしていました。
しかし、
この「がきデカ」を目ざとく見つけて
僕と同じようにはまって育ってしまったのが
長女でした。
「死刑!!」とか
「あふりかゾウが好き!」とか
「八丈島のきょん」とか
「練馬名物あやつり納豆」とか
そういう〆の言葉ばかりでなく、
「あらやだ、200円足んない!」
とかどうでもいい場面でのこまわり君のセリフを冗談で言うと
即座に反応してきます。
その長女がおよそ3か月後に出産を控えています。
ストレスも溜まっているだろうと思って
「がきデカ」(21巻)から抜粋して写メを送ってあげました。
すると翌日、
こまわり君を見習います。
と、娘から頼もしい返事がありました。
それを見た妻は
はあ~?最低・・・!
と、開いた口がふさがらないよう。
せめて娘じゃなく息子に遺伝して欲しかったのでしょうが
当の息子はまったく興味がありません。
でもこんな最低なことで
結婚して所帯を持った娘と繋がっている楽しさを感じています。
ギャグ線は世代を越えて大事です(笑)