週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

-1度の山小屋に着いた

今日東京の家を出る時の外気温は

7度。

寒い~!!と思いながら

八ケ岳に向かい

山小屋の家に着いた時の外気温は

なんと-1度!!!

まだ日が照っている3時半だというのに

道も雪化粧したまま凍っている・・・。

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でもクルマを出たら

思ったより寒くない。

それはやっぱり自然がなせる技なのでしょうか。

 

家に入るより早く

給湯器を確かめたら

確かにあった。

よかった。盗まれていなかった!

 

鍵の中に入ると室温は3度。

手袋をはめて庭に出て

水道の元栓を開けると

庭用の水道の蛇口から水が出ました。

急いで家の中に戻り

お風呂、トイレ、キッチンの水を確かめたら

問題なく出ました。

 

まずはほっと一息・・・

なんて一息する間もなく

薪ストーブに火を入れます。

ガンガンに薪をくべて

ようやく部屋が温まったと思えるようになったのが

夜の7時。

なんと3時間近くかかりました。

 

室温はというと19度。

一か月ほど前は

19度と言えば寒いと感じ

急いで薪ストーブを焚きましたが、

一か月後の今はというと

3時間かけてやっと到達した19度が

愛おしいくらい暖かい。

 

つくづく人間は絶対温度じゃ納得のいかない

生き物だと思いました。

 

カーテンを閉めようとしたら

東の窓に満月前夜の月が大きく輝いていて

思わずカメラを持ち出してパチリ。

手がかじかんで思うように操作が出来ず、

なおかつ寒さのせいか

カメラの動きも鈍く

ぶれてうまく撮れませんでした。

 

仕方がないので

記憶に焼き付けることに。

コーヒーを沸かして

完璧な防寒をして玄関先に出て

しばらくその月を眺めました。

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風もなくシンとして静まり返った夜。

コーヒーはあっという間に冷えていきます。

そろそろ家の中に入ろうとしたら

目の前の道路を軽自動車が

ブーンといって走り去っていきました。

 

どんなに寒くても

人間の営みは消えていなんだなと思うと

19度の部屋が

極上の居場所に思え始めました。