週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

大雪の東京、凍った八ヶ岳

今日、今年初めて八ヶ岳に入りました。

今朝の東京は

東京とは思えないような雪景色。

冬の静謐なひととき・・・と思いきや、

ひっきりなしにサイレンの音が聞こえ

目の前の道路を

救急車やパトカーが行き交って

なんと騒々しい事か・・・。

 

山小屋行の荷物をまとめてクルマを出そうと

機械式駐車場のスイッチにキーを差し込み

クルマが下りてくるのを待ちながら

何気なく道路に目をやった瞬間のこと・・・。

いきなり軽自動車が電柱に突っ込んで

ドン!という大きな音とともに

少し跳ね上がるのを見てしまいました!

 

凍った路面でスリップして

路肩の電柱に突っ込んだのです。

 

見る限り大事故ではない様子だったのですが

運転席にフォーカスしたら

人が動いている様子がないので、

これはケガでもしたか・・・!

と、急いで駆け寄って

大丈夫ですか!!救急車呼びますか!?

とドアを叩いたら

大丈夫です・・・。自分が悪いので・・・

と言いながら

携帯をいじり

思いっきり落ち込みながら

若い運転手が下りてきました。

 

よかった・・・!

肩を落としても命を落とさなくて。

そうしてしばらく様子を見て

自分なりにこの状況はもう大丈夫だろう、

と判断したあと

クルマを駐車場から出し

八ケ岳へと走らせました。

 

初台から首都高に乗ろうとしたら

雪で閉鎖されて乗れません。

開いている入り口を調べたら

調布でした。

しかたがない・・・

調布まで混雑の国道20号を

1時間以上かけて走りました。

 

調布から中央自動車道に乗ると

首都高が閉鎖されていたせいか

そこは見事に空いていました。

そうして八王子を過ぎたあたりから

雪はほとんどなくなり、

下りた大月からはというと

大雪?なにそれ?

とバカにするかのような日差しが

燦燦と冬の甲州街道を温めていました。

 

西に行くほど雪景色、はあれど、

その逆は初めての経験です。

 

八ケ岳に到着したのは午後の3時半。

さあて、どうなってるかな・・・

とドキドキしながら庭の埋めてある水道の元栓を開けたら

庭の水道は水が出たものの

家の中のキッチン、お風呂場、洗面所、トイレの蛇口からは

まったく水がでてきません。

家の中で凍結した模様です。

部屋の温度を見たら0度。

仕方がない・・・。

薪ストーブをガンガンに焚いて

トイレやお風呂場は電気ストーブで局所的に暖め

水が出てくるのを待ちました。

 

30分後、キッチンとお風呂場の水が

出始めました。

やったあ!

でもトイレのレバーが凍って動きません。

汚い話ですが

おしっこをためて

なんならその熱で少しでも氷が解けないか・・・

と必死で願いました。

 

そうしてようやく部屋が温まったのは

夕方6時過ぎ。

カーテンをしめようと暗くなった庭を眺めて

ふと気が付きました。

 

庭の水道が凍らないように

水をちょろちょろながさないと!

そう気づいて水を出しに行ったら

蛇口はもうすでにカチンコチンに固まって

ひねることが出来ませんでした。

 

仕方ない・・・

破裂しないのを祈るだけだ。

 

そうして今夜の9時になるところです。

 

相変わらずトイレのレバーは動かず

タンクを覗いたらまだ氷が解けていません。

そして水は出て安心したはずの洗面所はというと

下水を流す管が凍っていて

たまる一方で流れません。

 

そうこうしているうちに

仕事のメールもどんどんたまり、

このブログを書きながらも

一件一件しらみつぶしに

返信を送っているところです。

 

やれやれ。

いろいろあった一日。

冬は仕事なんかしている場合ではなく

自分の暮らしを守るので精いっぱい。

それが本来の日本の暮らしなんでしょうけど・・・。