年に1回通達が来る区の健康診断に
10月に行ったら、
バリウムによる検査で
胃の壁に一部に異常がみつかったらしく
精密検査をするように言われました。
精密検査って・・・?
と聞いたら、内視鏡検査、
つまり胃カメラを飲みなさい、と。
痛いの苦手なビビリな僕が
一番やりたくないことだっただけに
ショックで、
(胃の心配より内視鏡検査がとにかくいや!)
別にやらない人もいますよね・・・
とか試しに聞いたら、
再検査となった以上必ずやってください!
と、強い口調で言われました。
仕方がありません。
腹をくくってやることに・・・。
その日が昨日でした。
朝9時15分。
近所の
”痛くない内視鏡検査”をうたっているクリニックに行き、
まずは、鼻に局部麻酔します、と言われ、
ええ~!鼻に注射かよ!とビビッたのですが、
鼻の中にドロリとした液体を垂らしただけでした。
すると鼻の奥がジンとしてきました。
同じものを喉に入れますね~と言われ、
喉にたらされると、
痰が絡まったような感じに。
それを悟ったように、
液体がたれてきたら飲んでもいいですよ~。
息苦しいのですが、
鼻に注射されるよりは全然痛くないでしょう。
ほっとしたのもつかの間。
今度は点滴をしますね~と看護婦さん。
え、何を点滴するんですか?
と聞くと、
鎮静剤、とのこと。
ということは、
これをやらないと七転八倒して
大騒ぎするような人がいるのかもしれない・・・
そう思うとウェルカム!
左腕を差し出しました。
点滴の針を刺し終えると
次に、どっちの鼻から管を入れるか
調べますね~と、
短い管を右と左両方に入れ
確かめ始めました。
うううっ!鼻の奥がずんずん痛いぞ。
うわ~、ついに始まっちゃったよ~。
どうやら僕の場合左の鼻の方が
入れやすいことが分かったようです。
さて、横になってしばらくすると、
ついに先生の登場です。
では始めますよ~。
はい、痛くないようにお願いします・・・
大丈夫ですよ、痛くないですよ。
そう言って点滴の管から
何かの液体をギュッと左腕に注入しました。
その途端、左腕がギュイーンと痛くなる。
先生、痛いっすよ・・・。
あ、皆さんそう言いますね。
って、さっき痛くないって言ったじゃないですか!
大丈夫、まもなく痛みもなくなりますから。
すると本当に痛みはすぐに消えていきました。
よかった。
すかさず、
では内視鏡検査、始めます。
眠くなったら寝ちゃっていいですよ~。
と言われたので、目をつぶったら、
不思議とボーっと眠気が襲ってきます。
鼻の中から何か異物が入っていくのがわかりましたが、
それから先はほとんど何をされているか
わかりません。
じっと横になって
鼻の奥がずんずんするのを
我慢しているだけでした。
途中、胃のあたりを触られている感じがしたかな・・・。
目をつぶってボーっとなっていたので
よくはわかりませんが、
多分10分もかからなかったと思います。
終わりましたよ~、目を開けてください。
と看護婦さんの声が。
目を開けて鼻のあたりをゆがめてみたら
もう管はありません。
終わったあああ~!
胃カメラ飲むって
全然痛くないじゃないですか。
というか、その前の麻酔とか点滴、
そっちの方が痛いですよ。
一旦待合室に戻され、
間もなく診断結果の発表です。
ピロリ菌もないし胃もきれいで
何の問題もないです。
食道部分に軽い逆流性食道炎が見られますが
治療するようなものではありません。
OK牧場でした。
でもなんでバリウムで疑われたのかを聞いたら、
胃の壁はでこぼこしているので
映りかたの加減でそう見えたんでしょうね・・・
とのこと。
なんだよ、それ。
普通再検査でガンが見つかる、とか
よく聞くので、
そっちを心配していたら、真逆でした。
ああ、よかった。
というか、お騒がせなバリウム検査だ。
再検査で内視鏡検査と言われてから
およそ3か月、
どれだけ憂鬱だったことか・・・。
しかし、これでスッキリと思いきや、
問題は病院を出たあとです。
麻酔が切れずに
目がまわる、まわる。
同時に眠気も襲ってくる。
家に戻ったら
ふらふらで
すぐに寝床に。
2時間ほど寝て起きて
さあ会社に行かなきゃ・・・
と思っても
まだふらふらします。
ですので、また寝床に舞い戻り。
夜が7時から会食だったので、
6時に起きてふんばって六本木まで行きましたが、
お酒は一滴も飲まず
おいしい料理もさほどはかどらず、
もちろん1次会でタクシー拾って帰りました。
なんともお騒がせな胃の検査です。
これを毎年やると思うとやだなあ。
でも歳をとるって
もっとこういうことが多くなっていくんだろうな。
矢でも鉄砲でも持ってこい!
ぐらいの感覚にならないと
中高年、やってられません。
ビビリ、勉強になりました。