週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

尿路結石が愛猫を襲う

25(日)に日付が変わったばかりの深夜、

愛猫のとらがカックンカックンいって

吐き始めました。

それも土曜日食べた分を全部出してしまうぐらい大量に。

 

毛玉でも詰まったかと思ったのですが

毛玉はなく

まあちょっとした体調不良だろう・・・なんて思っていたら

それからしばらくして明け方4時半ごろまた履き始めました。

今度は白い泡みたいなものを履いています。

 

まともに眠れず

ぼーっとした頭で吐しゃ物を片付けていたら

その目の前でまた吐き始めました。

 

暗がりの中とらの顔を見たら

口の両端からよだれが垂れています。

 

こりゃただ事じゃないぞ・・・。

 

そう思って日曜の朝病院に駆け込みました。

 

とらが生まれつき心臓病を持っていて

さらに右の腎臓がもはや死んでいることを知っていて、

最近では尿管に結石がたまって点滴に通っている病院の主治医は、

すぐに血液検査をしてくれました。

 

その結果・・・、

・尿素窒素:71.9(前回は29.4)

・クレアチニン:5.52(前回は1.98)

と、異常にこの2つの値が高くなっていました。

 

これは典型的な尿路結石のサインです。

 

さらにエコーも見てもらったら

出口をふさがれた尿管が膨らんでいるのがわかりました。

 

急いで点滴です。

 

いつもは注射器3本ですが

今回は4本。

さらにそれに加え

抗生剤や炎症を抑える薬、吐き気止めなどを注射しました。

 

カラーをつけられ

いつもよりひどい仕打ちに

猛然とシャーシャーいうとらですが

最後は力尽きてぐったりしていました。

 

「大変ですが明日明後日と連れてきてもらって点滴をします」

「えええっ!毎日ですか?」

「はい。とらちゃんの場合右の腎臓がもう機能していないので

手術は危険なのでできる限り点滴で結石を流しだしたいと思います」

「もしも流れない場合は・・・?」

おそるおそる訪ねる僕に

「明後日もう一度血液検査をします。

そこで値が全然変わらないようであれば

最後の手段ですが

提携している病院を紹介しますので

そこでオペをした方がいいかもしれませんね・・・」

 

もう大ショックです。

いつかは来ることだとわかっていても

なぜにこうショックはくるんでしょう。。。

 

さて、そうして26(月)と27(火)に

妻とかわるがわる通った結果・・・

・尿素窒素:46.2(前回は71.9)

・クレアチニン:2.08(前回は5.52)

と一気に下がっていました。

 

やったあ!!

 

夫婦二人して大喜びです。

 

元気を取り戻したとらは

吐いた分を取り返すようにガツガツご飯を食べて

ニャーニャー大きな声で泣くようになりました。

 

ほっと一息、安心の一瞬です。

ですが、

こういうことがまた来るんだろうな・・・

という思いが前よりも強く前面に押し出されてきました。

 

その時僕はどこまでショックを受けるのだろう。

 

猫は年をとっても人間のように顔に出ません。

年老いてもふさふさの毛をまとい

つぶらな瞳できちんと前足を揃えてじっと見つめてきます。

 

おしゃべりしようと声をかけても

反応しているのはわかるけど

意思の疎通は永遠に不可能です。

 

言葉で通じ合う人間同士の方が

いかに楽なことか・・・。

 

さあ、でも気を取り直して

とらの復活をお祝いしようではないか!

とばかり、

今宵は禁断の「銀のスプーン」をたっぷり与えました。

 

でもってここ3日間ほどほんとに疲れたので

もう寝るよ。

とらこた、おやすみ。

 

明け方走り回るのはいいけど

ゲボするのだけはやめてほしいなあ~