週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

”お値段以上”の珪藻土バスマット対応

ニトリで買った珪藻土バスマットに

基準値を超えるアスベストが入っていたニュースが

まことしやかではありますが

昨年末から話題になっているらしい。

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僕の東京の家にも山小屋にも

ちょうどそれを使っていたことに妻が気がつき

昨日八ヶ岳から帰る途中

ニトリ甲府店で2枚返品してきました。

 

11時の開店とほぼ同時にお店に入ったら

1階に「珪藻土商品自主回収相談窓口」というのが

特別にしつらえられており

そんな大事とは思っていなかった僕は

ちょっと圧倒されました。

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その窓口には4つほど受付カウンターがあり

その前には5つのイスが置いてあり、

カウンターの中では5名ほどの店員が対応に追われており、

月曜の朝一番に行ったつもりが

3人目の整理券を渡されました。

 

順番が来てカウンターに行ったら

このたびの出来事を申し訳なさそうに謝り、

会員カードを持っていなかった僕は

名前と住所、電話番号を書かされました。

 

購入履歴と照合するためでしょう。

間もなく履歴がわかりました。

2枚とも同じ店で違う時に購入しています。

 

そう、妻が

「これ普通のバスマットとと違って

洗わなくていいし水滴でビショビショにならないし

珪藻土なので安心で、なかなかいいのよ!」

と発見したことをきっかけに、

八ヶ岳にも同じものを買いそろえたのでした。

 

1枚目を買った時は4年ほど前、1640円ぐらい。

2枚目を買った時は3年ほど前、1470円ぐらい。

店員によると

この商品は値段がちょくちょく変わっているのだとか。

そんでもって買ったお値段をそのまま返却します、

とのことです。

 

「ちなみに同じバスマットに取り換えてもらう、

という選択肢はないの?」

と聞いたら、

どうやら値段がまた変わっていて、

今は1170円ぐらいだということがわかりました。

 

ということはですよ、

3年も4年もハードユースしたにもかかわらず

買った金額をそのまま返却してもらい、

しかも同じ商品に買い替えようとすると、

お釣りまで来る!

 

おおお~!

なんてラッキー!!

ちょっと儲かった気分です。

 

で、僕は新しい商品に買い替えたかというと

そうはせず、

返金金額は僕の小遣いとなり、

一部は途中の飯屋でヒレカツ定食に化けました。

 

ところでこのアスベストですが、

山小屋を買って屋根壁を修繕しようとした時

工事をやってくれたKさんに、

「屋根はスレート屋根で

アスベストが含まれている可能性が高いので

屋根を取り替えるのじゃなくて

その上にガルバリウムでカバーするように

重ねて張ったほうがいいと思いますよ。

その方が安いしアスベストは飛ばないし

屋根もより強固になるので」

と言われ、

ああ、そりゃそうだ、と思って

そうしたのですが、

考えてみたらこの山小屋を解体する時

どうするのでしょうか?

いずれその時は来るでしょう。

そして家あまりの日本において

古いスレート屋根の家の解体工事は

どんどん増えていくでしょう。

重機がおもちゃを壊すように

バリバリと家をつぶしていく時

アスベストが杉花粉のように空中に

飛散している姿を想像したら

ゾゾーっとしました。

 

話を珪藻土バスマットに戻すと

中国製で製造のどの過程でアスベストが混入されているのか

わからないみたいですね。

工場もつぶれたりして捜査しようもないらしいですね。

そんでもってアスベストの基準は国によって違い、

今回の件においては

検査を怠ったというのではなく

普段の検査ではわからないぐらい

困難だったらしいですね。

 

あれだけガチガチに固められた板です。

削ったり割ったりしない限り

アスベストの被害はそんなに気にしなくても

いいのではないでしょうか・・・。

 

小さなお子さんがいるご家庭などは

とても不安になるかもしれませんが、

子供の将来を考えたら

僕はやがてくる古家の解体の方が不安・・・。

そうしてそれ以上に

あまり縁のなかったニトリの

”お値段以上”の対応の安心感が

不安を上回りました。