週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

お酒を辞めて一ヵ月、心身の変化をレポートします。

3月の終盤に

胃潰瘍なのか急性胃炎なのかをやってしまい、

それ以来酒を断っています。

(その時の話がこちら↓↓↓↓↓) 

www.kogysma.com

3月24日から断酒しているので

一か月以上経ちました。

別に「禁酒宣言」したわけでもなく、

自分としては週に1~2日ほど

飲みたいと思った時にちょっと飲む、

ぐらいの人間になりたいなあ・・・

と思っているのですが、

飲み出すと止まらなくなり、

それも何も食べずに

ひたすら寝るまで飲み続けてしまう中毒型なので

ここまできたらもう少し頑張ってみよう・・・

と思っています。

ですが無性に酒が恋しくなるときがあります。

風呂上りとか、

キューっと冷えたビールを飲んだら

うまいだろうなあ~

なんて想像してしまうと、

もういてもたってもたまりません。

そんなときはノンアルコールビールでごまかしますが、

半分ぐらいでもういらない・・・

となってしまう今日この頃です。

 ひょっとして体がビールを遠ざけようとし始めたかな・・・

そうなるともっと

断酒をがんばろうという気持ちになってしまいます。

 

そんなわけで

「断酒一か月後の心身の変化」を

ここでまとめてみたいと思います。

当然いいことがほとんどです。

 

その1:朝食を食べるようになった

 

それまで僕は朝食抜きでした。

というか、朝はお腹が減らず食べたくなかったのです。

11時頃になるとようやくお腹が空き出し、

朝食兼早めの昼食、となっていたのですが、

朝お腹が空くようになってきたのです。

飲み物は牛乳かジュース、

それに果物とヨーグルト、

パンを1枚焼いて食べる。

そんな毎日になってきました。

 

その2:朝はコーヒーよりもお茶がいい

 

これまで朝食の飲み物と言えば

無条件にコーヒーでした。

コーヒーが好きだからではなく、

きっと”朝はコーヒー””と

どこぞのCMに刷り込みされてのではないかと思うのですが、

コーヒーを飲むと

ちょっと気持ちが悪くなっていた自分に気がつき

お茶(桑茶を飲んでます)に変えたら、

これが胃に優しくて

自分には合っていることを発見しました。

 

その3:夕飯ではご飯を食べるようになった

 

酒を飲むと食べ物が入らなくなるタイプなので

夕飯ではせいぜいつまみになるような

おかずをつつく程度。

ご飯(お米)はほとんど口にしなかったのですが、

お酒がないとご飯を食べるしかありません。

しぶしぶご飯を食べていたら

何となくそれが当たり前になってきました。

 

その4:便が安定してきた

 

きたない話ですみません。

酒を飲んでいるとだいたい下り気味でした。

でも出ないより出たほうがいいので

それでよしとしていました。

ですが断酒し始めたら

いったん便秘気味になったものの、

2週間ほどしたら

理想的な便になり始めました。

 

その5:寝つきが変わった

 

酒を飲んでいるときは

ベットに入ると意識を失うように寝てしまいます。

早い話が酔っ払ってそのまま寝てしまっていたのです。

ですので酔いがさめる2時とか3時ごろに

目が覚めてしまいます。

そうするとそれからは眠ることが出来なくなります。

それを眠れるようにするために

睡眠薬を飲んでいたので、

酒と睡眠薬を一緒に飲むという

悪循環から抜け出せないでいました。

断酒を始めたら

さすがにベットに入っても寝付けないので

本を読みます。

30分~1時間ほど読んでいると

目がしょぼしょぼしてきます。

そうしてライトを消すと

いつの間にか眠りにつくことができます。

ただ、中途覚醒はまだ続いています。

それでも朝起きると

以前よりも”寝れた感”があります。

 

その6:体重が減った

 

胃潰瘍で3~4日何も食べることができずにいたら

3キロほど体重が減ったのですが、

それがリバウンドするだろう、と思っていたものの

-2キロ程度で安定しています。

アルコールは太ると言いますが

身をもって実感しています。

 

その7:甘いものが食べたくなる

 

仕事の合間とか

夕食後こうしてブログなどを書いているとき

甘いものが欲しいと思うようになりました。

酒を飲んでいるときは

甘いものにはあまり目が行かなかったのですが、

何故でしょうか。

今もお茶を飲みながら

ロールケーキなんぞを食べています。

これは食べ過ぎると太りますね。。。

気をつけたいと思います。

 

・・・とまあ、こんな感じで

いいことずくめなのです。

が、しかし・・・。

 

何かむなしい。

寂しい。

空虚感を感じるのです。

ここでお酒を飲んだら

もっと楽しくなるのになあ・・・

なんて、毎晩のように思うのですが、

そこで思い出す言葉があります。

 

「酒を飲んでも飲まなくても

人生は寂しい」

 

町田康さんの著書『しらふで生きる』に

あった言葉です。

 

「人生はそもそも楽しいものではない。

そこに気づくと、

酒がなくとも人生は面白くなる。

草が生えたとか、雨の匂いとか、

人のふとした表情の中にある愛や悲しみといった

小さなものーーー。

急いで通り過ぎると

見落としてしまうようなものーーー。

そこに意外なよろこびや驚きがある。

それこそが幸福なのだーーー」

 

大酒飲みの町田さんが禁酒して悟った境地が

これでした。

 

ああ、酒が飲みたい・・・!

そう思ったら、

この言葉を思い出して

ぐっとこらえています。

 

まあ、いつまで続くかわからないし

週末に日本酒やウイスキーなんぞをたしなむ程度の

酒に飲まれない人間を目指しているので、

ガチガチにストイックになるつもりはないのですが、

一滴でも口にしてしまうと一気に崩れそうな気がして、

それが怖くてもう少し断酒を頑張ろうと思っています。

 

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