週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

丁寧さが上品な味へと昇華された和食@「和色」(北杜市)

妻が特急あずさで八ヶ岳に来たので

韮崎まで迎えに行きました。

ちょうどお昼どきだったので

クルマに乗せたその足でランチに行くことにしました。

 

夏休みも終わったのでそんなに混んではいないだろうと

タカをくくっていたら

大間違い。

最初に行ったイタリアン「Casa あき」も

次に行った「キッチン オハナ」も

全然入れません。

(最もオハナは完全予約制でしたけど💦)

 

さあ、どうしようか・・・ということになり

どうせなら行ったことにないお店に行こうと

山小屋に行く途中の和食のお店

和色」に行ってみました。

 

ここはつい最近まで「やまぼうし」という

お蕎麦屋さんだったところです。

以前に何度か行ったことがあるのですが

外観も内装もあまり変わっていないような気がして

ちょっと懐かしいような気がしました。

 

これがメニューです。

 

せっかくなので僕も妻も

「和色ランチ」(¥1,800-税込み)を注文しました。

まもなくやってきたランチです。

9つの小鉢がおしゃれなお膳に乗っていて

ご飯とお味噌汁は別でした。

小鉢の内容はというと

下記のとおりです。

・天ぷら3種

・茶碗蒸し

・香の物

・飛竜頭(ひりょうず)木の子餡

・豚バラの田楽

・秋鮭の西京焼き

・お造り

・茄子の揚げ浸し

・お浸し

 

そのお味はというと

どれもが丁寧に心を込めて作った味がしみ込んでいて

ジューシー。

この手の小鉢の料理は

なんだか作り置きしたパサパサ感があるのが僕の印象でしたが

その印象を見事に裏切られました。

 

おいしい~!!

 

午前中に薪割りなどの力仕事をしたせいか

そのどれもがおいしくて

珍しいことにご飯をお代わりしてしまいました!

 

食べ終わったらデザートのかぼちゃプリンが来ました。

 

写真でもわかると思いますが

丁寧に丁寧に作っているのがわかります。

もちろん食べたらもっとわかる。

 

お膳を下げに来た女性の方に声をかけて

ちょっとだけ話をしたら、

この7月にオープンしたばかりといいます。

僕らが東京と八ヶ岳を行ったり来たししていることを言うと

「私たちも8年前にここに越してきて住んでいて

ようやくお店を構えました」

とのことです。

コロナ禍ということもあって

勇気ある決断ですよね・・・と言ったら

今年に入って軒並みこの辺では

レストランが開業しているのだとか。

「どのお店もとてもおいしいですよね・・・」と

謙遜しているかのように聞こえたので

「確かにそうですが、こういう和食のお店がなかったので

とてもうれしいしおいしかったです!」

と言ったら

マスクの奥で微笑んでいる顔が容易に想像できました。

 

私たち、というくらいですから

ご夫婦でお店を切り盛りしているのかな。

 

昔からある地元の和食屋さんは結構あるけど

移住者の方の和食は初体験かもしれません。

この八ヶ岳が好きで好きでたまらない!

そんな気持ちがこもった

丁寧で上品な味がとても印象に残りました。

 

また来ます!