週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

心身を山の恵で満たすお蕎麦屋@「山の恵」(原村)

先週の日曜日のラ先週の話。

 

長野県の原村にあるお蕎麦屋さん

山の恵み」に行ってきました。

 

人気のお店だと聞いていましたので

11時開店めがけて行ったのですが

10分過ぎて入ったら

僕が入って満席になってしまいました。

 

GWだからでしょうか。

一巡目に入れてよかったあ~!

 

お店構えはこぎれいな民家。

中もとてもこぎれいで

大きな窓には霧雨の中に淡い新緑が開けていました。

 

 

お品書きを拝見。

数種類の手打ちそばと御膳が主なメニューです。

意外だったのは

「てんぷらそば」がないこと。

その代わり「にらそば」や「恵そば」などがあります。

炊き込みご飯もセットについていたりします。

そして御膳は

「恵膳」と「そば定食」になります。

これがその御膳の2種です。

 

そう、ここは油ものなどなく

山菜とそばの味を楽しむお蕎麦屋さんなのです。

 

そばだけだと物足りないし

恵膳はちょっと多いかな・・・と思った僕は

その間を取って

「そば定食」を注文しました。

 

窓の外の景色を眺めること10分。

やってきたそば定食がこれです。

炊き込みご飯とかけそば(もちろん冷たいのもあり)、

それれに小鉢が3つついています。

 

まずはおそばから・・・。

 

そばをすすると

うーん、何とも言えない打ち立てのそばの香りが口の中に広がります。

麺の太さに多少のばらつきがあって

でもそれがまた手打ちらしさを醸し出しているのですが

とても上品でふくよかな味です。

 

次に山菜の炊き込みご飯をかき込みました。

薄っすら薄味のご飯はほんのり山菜の香りがして

これまた上品な味でしたが

もうちょっとご飯の粒が立っていたらもっとおいしかったのになあ。

ちょい残念💦

 

というわけで、メインの2つはとてもよかったのですが

一番僕が感動したのは

3つの小鉢です。

山菜と卵焼き、お漬物といったよくある小鉢の中身ですが、

これがとてもおいしい!

どれをとっても手抜かりなく半端ない!

この小鉢3つと白いご飯、みそ汁で

定食が成立するくらい。

 

僕はおいしいものは最後に残して食べる類の人間ですが

気が付いたら小鉢とご飯をほんの少し残していました。

 

間食してお味噌汁代わりにそばの汁をすすると

微妙にキノコの味がしみ込んでいて

ここが「山の恵」を謳うお店だというのが

しっかり伝わってきました。

 

おいしかったです。

てんぷらがないので

揚げ物大好きの妻とは行けないでしょうけれど、

都会での仕事を終えて八ヶ岳にエスケープし

そこで心身を山で満たして帰るには

もってこいのお店です。