今週の日曜日からBS日テレで夜の9時から
「ヒロシの単車放浪記」という番組が始まりました。
タイトルの通り
ヒロシが単車（カブ）に乗って日本のあちこちを放浪する、
といった内容ですが、
ひそかに楽しみにしていて見てしまいました。
正直そんなに面白くありません。
起承転結があるわけでもなく
新しい感動があるわけでもなく、
吉田類の酒場放浪記より情報量も少ないのですが、
でもそんなことは最初から察しはついていて
それでも見たいと思わせる
”おっさんを駆り立てる何か”があります。
それは何かというと
これまで犠牲にしてきた自分を解放してやろうよ・・・
とか、
都会の喧騒を抜けて一人静かに自分と向き合おうよ・・・
といったメッセージのほかに、
この週末にでも実現できてしまう手の届く夢というか、
そのために別段準備することもない手軽さというか、
そういう身の丈サイズ感が
もう限られてきた残りの人生と照らし合わせると
あ、自分にもできる楽しみみっけ！
みたいな小さなワクワク感を感じさせてくれるからなんです。
”サザエさん症候群”というのがかつて話題になりました。
日曜日の夕方にサザエさんを見て
月曜からの仕事にうつうつとしてしまう・・・
といったものだったと思いますが、
この番組は
月曜からのサンデー毎日の孤独なリタイア族どもの間に
”単車放浪症候群”を生み出すのではないかと思います。
なんといっても
スーパーカブというのが俄然いい。
というわけで
先だってクロスカブでの感動体験記を書いたばかりの僕ですが
ますますこの小型バイクの魅力に取りつかれてしまいそうです💦
