義妹の夫がバイクに乗って八ヶ岳の山小屋にやってきました。
なんとそのバイクはHONDAのクロスカブCC１１０。
暑い中汗をかきかき
時折降ってくる雨をよけ
朝東京を出て着いたのは夕方でした。
僕の妻とか彼の妻とかに言わせたら
「バカじゃない！」
の一言なのですが
そうやって苦労してようやく目的地に到着する旅の醍醐味は
女性にはわかりにくい男の本能なのかもしれません。
まあそれはバカと言われればバカだと思います💦
そのバカが乗ってきたクロスカブを眺めながら
道中の苦労話を聞いていたら乗りたくなってしまいました。
バカです。
僕はバイクの免許は持っておりません。
大学に入ってすぐバイクの免許を取ろうとしたのですが
取る前に構内で友達のバイクを借りて
ブレーキミスで２度もコケたことがあり、
それ以来僕にはバイクは相性が悪いと
一度も乗ったことがなかったのですが、
でもずっと閉じ込めてきた自分を急に解放したくなって、
ヘルメットをかぶりえいや！とばかりクロスカブにまたがりました。
エンジンをかけるとトトトトトという
かわいらしいエンジン音が響きます。
中型とかのバイクの甲高いエンジン音が
死ぬほど嫌いな僕ですが
この音は控えめに体をノックするようでとても心地よい！
そうしてスロットルをひねると
ブーンと言って加速し始め
別荘の敷地内を駆け巡りだしました。
久しぶりのバイクとあってハンドルさばきと
ギアチェンジがうまくいかず
カックンカックンしたりふらふらしたりしましたが
１０分も走らせていたらすぐに慣れて
風を切る気持ちよさがわかるほど
ゆとりが出てきました。
ほんと、八ヶ岳の夏の風は気持ちいいです。
その風を全身で受け止めるのにはやはりバイクです。
それも３０キロぐらいしか出せない小さなバイク。
小型のバイクがこんなに楽しいものだとは、初めて気づきました。
敷地内を３回ぐらい回って試乗終了。
ヘルメットを取ると髪の毛が汗びっしょりで
気持ちいい体験したのに汗とは・・・と、
自分でも意外でした。
ほんと気持ちよかったあ～！
でも考えてみたら夏の晴れた八ヶ岳で
誰もいない朝の道を風を切って走ったら
そりゃ気持ちいいに決まってる。
買いたい、買いたい、買いたい！
そんな思いが急激に高まってきたのですが
雨の日冬の日を想像する６１歳のおっさんは
その思いにちょっとブレーキをかけるテクニックを学んだようです。
