週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

トイレの修理

昨日一日遊んだ分

今日は家のことをやろうと決めていました。

 

トイレのタンクの修理です。

※きたないブログですみません!

 

うちは簡易水栓なのでそんなに水は使いません。

しかも今のところ週末のだけの利用なので

ほとんどたまることはないと思っていたのですが、

6月、なんとなく匂うので

念のため汲み取りに来てもらったら

8000円以上かかりました。

去年の12月に汲み取ってもらったから

半年で8000円です。

 

そんな高いはずはない!

ひょっとして故障しているのかなあ、

と思ってずっとトイレを見張っていたら、

タンクの中からひっきりなしに

ポチャン、ポチャンと水が垂れる音がします。

同時に使用しない時に便器の中にたまる水が

普通の簡易水栓のトイレより俄然多い。

 

30年近く前のものなので

もう交換してもいいのかな。

いっそのこと下水工事をしてもらうかな。。。

など迷ったのですが、

かりしもお盆。

「まずは自分でやってみる、

その精神がないと山での暮らしはできないぞ!」

そんな元オーナーの声が天国から聞こえてきたような気がして、

ようし、やるぞ!

と気合を入れた次第です。

 

参考にしたのはネットにアップされている

仕組み図やメンテナンス方法などです。

 

うちの場合は症状からすると

「ボールタップ」と呼ばれる

肝心かなめの水道とをつなぐジョイント部分の

パッキンが劣化しているのと、

便器に水を出したり止めたりする

タンクの底にある「ゴムフロート」と呼ばれる部分に

なんらかの不具合があるのではないか、とみた!

 

で、ふと見渡したら

トイレの窓のサッシに

新品のパッキンらしきものが袋に

入ったままちょこんと置いてあるではないか。

そうか。ひょっとして

前のオーナーも取り替えようとしていたのかもしれない・・・!

(これはますます自分でやりなさい!というメッセージなのでしょう)

 

あと必要なのは「ゴムフロート」なるものです。

さっそくJマートへ行って

多分合うと思われるそれを買い求めました。

合わなかったらどうしよう・・・と思いましたが

807円だったので、えいや!で買っちゃいました。

(しかし、結局合わずじまい・・・)

 

さて、家に戻っていよいよ修理大会です。

 

まずは、タンクの蓋を取ります。

このとき手洗い口とタンク内をつなぐ

ジャバラのホースを外します。

簡単にはずれました。

(が、最後にこれが厄介なことに・・・)

 

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次はボールタップ部分についている

小さなゴムのパッキン(弁)の交換です。

 

これがボールタップと呼ばれる部分です。

(水垢だらけ。きたなくてごめんなさい!)

 

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このボールタップから

浮き球の着いた水量を図る肝心かなめの部品を取り外し・・・

 

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さらのこの写真の一番上の部分のバルブのような場所を

分解して出てきたのが、ゴムがパッキン(弁)です。

(写真の下の黒いゴムです)

 

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このパッキンはいとも簡単に取り換え終了。

 

 

そして次は買ってきたゴムフロートを交換したのですが

沈むはずのものが沈まない!

 

なんでこうなるの?

 

確かにゴムは軽く水に浮く。

でもレバーを引いた時だけ開けばいいので

普段水の中で沈んで、

蓋になるような重さがなくてはいけないではないか。

交換前のものをみたら

ちゃんと金属がかませてあって重さを持たせて

蓋になるようにできている。

 

今と昔じゃ違うのかなあ・・・

 

こればかりはよくわかりませんでしたが、

仕方がないのでこれまでの部品を

きれいに洗ってぬめりなどを取り、

イチかバチか

継続して使うことにしました。

 

さて、部品交換作業は以上で終わりなのですが、

俄然大変だったのは取付けでした。

忘れないようにと写真を撮りながらやったのですが

ボールタップもゴムフロートも

微妙な長さ加減の調整が必要で

取り付けては水をためてまたやり直し、の連続で、

汗まみれ、水浸しになって、

やっと完了するまでに2時間半もかかりました。

(やけくそになってタンク掃除も・・・!)

 

そうして最後、

蛇腹のホースをボールタップと蓋の裏側の手洗い口に取り付けて

終わり。

 

・・・のはずが、蛇腹のホースが浮き球にぶつかって

沈めてしまう。

どういうことかというと、

ずっと水道から水が止まらず、

タンクに送られっぱなしになるということです。

 

今までうまくいってたの、どうしてうまくいかないんだろう?

半分自分に嫌気をさしながらも

強引にホースをゆがめて

浮き球に当たらないようにして

タンク内に収めきりました。

 

ふう~~。

 

で、具合はどうかというと、

直りました!

ポチャン、ポチャンという音も消え、

レバーを引いたあとに便器内に大量の水がたまることもありません。

どうやらゴムフロートの方は

底に溜まったゴミ(消臭剤のカスとか水垢みみたいなもの)が

蓋を邪魔していた模様です。

 

心配が残るとすれば、無理やりねじったホースでしょうか・・・

 

思うに、トイレのこのような症状で悩んでいる方は

たくさんいるかと思いますが、

 

  • ボールタップのゴムパッキン(弁)の劣化→交換

  • ゴムフロートの劣化(ゴミの付着など)→掃除か交換

 

を、まずは疑ったほうがいいと思います。

 

修理屋さんを呼ぼうかな・・・と思いましたが、

自分でやって良かったです。

安上がりだった、ということよりも、

(807円の無駄もしてしまいましたが、間違えなければタダ)

トイレの水洗の仕組みがわかったからです。

とてもメカニカルなからくりで出来ていて、

なるほどなあ~と感心しきり。

 

前のオーナーの方も

(昔の写真を見せてもらったらひげを生やしていたので

僕はひそかに”ひげじい”と呼んでいます)

喜んでくれていることでしょう。

 

あ、お盆なので来てるかも、ですね。