八ケ岳の家の玄関前には
クルミの木があります。
去年はこれがクルミとは知らず
ほったらかしにしてしまったのですが、
道路をクルマが通るたびに
パチンパチンと音がするので、
いったい何を踏んでいるのだろう?
と興味を持って調べてみたら
山グルミではありませんか!
なんてもったいないことを・・・。
今年は去年の教訓を活かし
週末行くたびにクルミを拾って
ためていました。
そうして先々週末持ち帰ったクルミが
これです。
これは人にあげたりしたあと残った分です。
拾ったクルミはこの4~5倍程度あったので、
思わぬ収穫に感動でした。
(クルミって買うと高いんですね・・・
と、すぐ経済価値に置き換えてしまうのは悪い癖)
そして今日、
待望の「和クルミ割り器」が
配達されてきました。
新潟は鍛冶で有名な三条市の
「古沢製作所」で作られたもの。
爪切りや工具などで
日本を代表する有名な鍛冶屋です。
(商品代は¥1750円、
送料は¥800円でした)
実はクルミをどうやって割るか、
調べてみると、
”フライパンで7分ほど乾煎りすると
つなぎ目にすきまができるので
そこにマイナスドライバーを差し込めば
すぐ割れる”
とあったのですが、
ほとんどダメでした。
隙間が開くのは2割ぐらい。
もっと確実な方法を探していたら、
この「和クルミ割り器」に行きついた次第です。
さて、その成果はというと・・・。
まずはこうやって
割れ目に刃をかませてクルミを挟み、
力を込めてハンドルを握ります。
すると、パチン!と音を立て、
見事にクルミが割れました。
うわっ!何この気持ちよさ?!
このくそ固いクルミが見事に真っ二つ。
胸のつかえがすうっと消えました。
いや~気持ちいい!
仕事そっちのけで
クルミ割りに専念することおよそ一時間。
クルミの中身をほじくり出す
「ほじくるみん」(なんてネーミングよ💦)
できれいにほじくって、
クルミの中身が全部取り出せました。
で、今日はここまで。
と思って仕事に出かけたのですが、
クルミ割りの気持ちよさが
脳裏に焼き付いていて離れません。
ほじくり出したクルミを食べたい!
という新たな欲求が湧き出して、
早めに帰って
クルミ料理に挑戦することにしました。
作ったのは
サラダにも肉料理にも万能な
クルミの味噌ソースです。
まずはほじくり出したクルミを
フライパンで3分程度乾煎りします。
(実はこれですごく香ばしくなります!)
それを、
・白みそ 大匙1
・しょうゆ 大匙1.5
・さとう 大匙1
・ごま油 大匙1
に入れてよく混ぜます。
以上でソースづくり終了。
そのソースを豚肉のソテーにかけたら
うまそうではないか!
とひらめき、
やってみたら
案の定バツグン!
クルミの濃厚で香ばしい味が
とろり混ざって、
これまで味わったことのない
豚肉のソテーになりました。
この匂いにつられて、
やってきた二匹のちびっこギャング。
もっとも二匹は
肉狙いなんですけどね。
クルミソースのない所だけ食べさせて、
あとは人間どもでいただきましたとさ。
仕事そっちのけで
八ケ岳の秋の実りに振り回された
東京の一日でした。