週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

薪ストーブで「煮豚」 by コンボクッカー

山の家は意外に冬がいいんだよな~

と、この前鳴沢の方で

週末山暮らししている友人が言っていましたが、

僕もそう思います。

 

なんでこの寒い中

もっと寒いところへわざわざ行くの?

と言われますが、

澄み切った空気もいいし、

鳥の鳴き声や虫の鳴き声も聞こえない

シンと凍てついたような静けさもいい、

そしてなにより、

そんな中で薪ストーブで暖かくなる幸せ。

これに尽きます!

 

そして今日はその薪ストーブでクッキング。

胃袋まで薪ストーブの恩恵にあずかりましょう。

 

食事と言っても

僕一人なので

酒のつまみになることがマストです。

今日は薪割りと枝の剪定、伐根などの

庭仕事で疲れ切ったので、

肉系がいいかな・・・と思い、

「煮豚」をすることにしました。

使う鍋は、LODGEのコンボクッカーです。

 

 

コンボクッカーに油を少し入れて、

豚肉の肩ロースの塊を

全面的に軽く焦げ目がつく程度焼き上げます。

 

そうしたらコンボクッカーに溜まった

余分な脂をキッチンペーパーで吸い取って

ショウガをひとかけ(輪切りでも千切りでもいい)、

長ネギ(小)を1本(千切り)をまぶし、

そこに水700g、醤油60g、日本酒60g、

砂糖大匙1を入れて1時間煮込むだけです。

今日は中華な感じにしたかったので

八角を一つ、三つに割って入れました。

 

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蓋をして、

あとは薪ストーブの温度を見るだけです。

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160度ぐらいでしょうか。

本当はこの温度計で

200度ぐらいまでいくといいのですが、

デリケートな料理ではないので

このままこの温度あたりで放置。

 

たまに蓋の隙間から蒸気がこぼれてくるので

それを逃がすようにそっと隙間を作ります。

隙間からグツグツといい感じの音が聞こえます。

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気がつくともう1時間経っていました。

 

蓋、オープン!

 

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おおお~!

 

八角の効いた

エスニックな煮豚の匂いが

リビング中に広がりました。

 

これをお皿に盛って、

ウイスキーのつまみでいただきます。

 

乾杯!

そう言ってシェフの薪ストーブにグラスをカチン。

 

うひょ~!とろけるようなやわらかさ!

 

僕は温度を見張るだけで

薪ストーブと鉄鍋が勝手にやってくれたこと。

この鋳鉄同士のワイルドなぶつかり合いが

マイルドな料理をクッキングしてくれます。

 

僕はダッチオーブン愛好家で

いろいろな鉄鍋を持っています。

キャンプ・オーブンといって足があるもの。

スキレットというフライパンの代わりになるもの。

足のないキッチン・ダッチ(両手鍋)。

 

中でもこのコンボクッカーという片手鍋は

大きさ・深さ・扱いやすさのすべてにおいて

薪ストーブに一番マッチすると思います。

買ってもう20年になり、

東京の家ではあまり出番がなかったのですが、

八ケ岳で俄然活躍しそうな

鉄鍋です。

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そうだ、煮豚あまったから

明日東京に持って帰ろう・・・。

【GSW JAPAN】