週末の八ヶ岳は
ジャングルのような雑木林の
草刈り、枝の選定、伐根三昧でした。
このまま放置すると家にまで影響が出てしまいます。
僕はというとギックリ腰にならないように
細心の注意を払い
1時間やっては2時間休み、
また1時間やっては2時間休み、
といった具合だったので
なかなか進まず、
それでも一日中やっていると
未踏のジャングルに
人の入った形跡が出てくるというもので、
来た日よりも少しすっきりしたのは
気のせいでしょうか。
伐根も大小15ほどやったでしょうか。
腰を折らないように注意をしていたら
スコップが折れてしまいました💦
根負け・・・。
スコップが折れたので
今度は鎌で西側のススキ野を
バッサバッサと刈り取りました。
ちょっと気持ち悪いヘビ苺が咲いていた
じっとりと湿ったススキ野は、
刈られて太陽の光に照らされて
あっという間に乾いていきました。
子供にはよく
「八ヶ岳に行ってやることあるの?」
と聞かれますが、
やることだらけです。
全部がここで生きていくために
欠かせないことばかりです。
それはお金で買おうと思えば
買えるのかもしれませんが、
本質的にお金を払って買うことではありません。
自然のサイクルに自分を同調させ、
そこに人間の智慧を
ちょっとだけ添えるという作業で、
人間社会にしか当てはまらない経済軸には
ないものです。
こういう作業に費やした一日は
全身が筋肉疲労で喜んでいるのがわかります。
夕飯やお酒が
体や心の栄養になっていくのがわかります。
コロナ禍とあって
夕飯は小淵沢の「ビストロバガブー」の
テイクアウトで済ませました。
済ませた、なんて言ったらバチが当たりますね💦
こんなフレンチ料理を食卓に揃えたくても
素人にはできません。
まるで出張サービスして目の前で作ってもらったような
出来立てのフレンチに舌鼓を打ちながら、
なかなか暗くならない雑木林の庭を眺めながら、
生きていることの贅沢さを味わいました。