週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

人との出会いを重ねれば、やりたいことはきっと腑に落ちる。

昨日はアバルト仲間の

Oさんご夫婦が我が山小屋に遊びに来てくれました。

八ケ岳の暮らしだけでなく

仕事のこと、生き方のこと、老後のこと・・・

いろいろなことを5時間以上も語り込みました。

Oさんは僕よりも5歳ほど先輩です。

50代半ばにサラリーマンに限界を感じて

奥様とふたり八ヶ岳南麓に移住したOさんは

何かをやりたい!という目標があって移住したというよりも

とにかくあとさき考えずに移住してきたとのこと。

仕事とは行動ありきのパワーについてくるというものでしょう。

動けば何とかなるものです!

そう言い切るOさんに

考えすぎな僕はどんどん左脳の錆を

剥がされていく思いでした。

 

算命学によると

僕は60歳になると今と全然違う人生を歩んでいるらしいです。

あと1年後です。

「何をやっているの?」と妻に問われるのですが

全くわかりません。

そういうと「何をやりたいの?」と聞かれるのですが

それもわかりません。

 

いや、厳密にいうと

ぼんやりとやりたいことはいくつかあります。

例えば農業。

例えば庭師。

例えばそば屋。

例えば地元の子供たちを相手にした放課後塾。

などなど・・・。

でもそれぞれにフォーカスして考えていくと

必ずネガティブなブレーキがかかります。

朝が弱い僕に農業は無理だろう。

年に2回はギックリ腰をやる僕に庭師は無理だろう。

接客が苦手な僕にそば屋は無理だろう。

静かなひと時を子供たちに邪魔されたくない。

などなど・・・。

 

でも思い返すとこれまで何度か経験があるのですが、

そんなブレーキがパッと解除される時があるんですね。

左脳でグルグル袋小路に入っていた考えが

ストンと腑に落ちるような瞬間が。

なんだ!農業をやればいいんだ!

なんだ!庭師をやればいいんだ!

なんだ!そば屋をたればいいんだ!

なんだ!放課後塾を開けばいいんだ!

ネガティブがすべて吹っ切れて

純粋に右脳でやりたいと感じる時が来るのだと

なんとなくわかるのです。

 

そうして左脳から右脳へバトンタッチする瞬間を

今か今かと待ちあぐねるわけですが、

ただ待っているだけではだめだということが

これまたなんとなくわかり始めてきました。

 

そのバトンを渡してくれるのは「人」なのです。

 

会社が嫌になり仙人のような暮らしをしたい、

などと思ったのが山小屋を買ったきっかけでしたが、

仙人になりたい、というのも

結局左脳で考えていたことなのではないかと思い始めています。

あれこれ考えず人と会って刺激を受ける。

そうしているうちに

刺さった棘が抜けたように

腑に落ちる瞬間がやってくるのだと思います。

 

最近八ヶ岳でいろいろな人との出会いが増えています。

60歳になる来年、

相変わらず自分は何をやっているか想像がつかないですが、

そのうちに右脳が目覚める自分がいることは

想像できるのです。

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