パフェに続いて
長崎の旅第3弾は
トルコライスに挑戦したお話です。
長崎で「ツル茶ん」という喫茶店に出会いました。
創業は1925年(大正15年)。
九州最古の喫茶店と
これまた有名なお店です。
なんで「ツル茶ん」というかというと、
長崎は地図上で見ると
ツルが羽を広げているように見えることから
”ツルの港”と呼ばれているらしいですが、
そこに出来た最初の喫茶店、
ということで
「ツル茶ん」という名になったらしいっす。
思案橋の近く、
アーケードのはずれにあって、
ひときわレトロな建物の扉を開けると
そこは古き懐かしき時間が
ようこそ!といって
迎えてくれました。
たくさんのメニューに一瞬迷ったけど
鉄板と思われる
「昔懐かしトルコライス」(¥1480-)を注文。
これがやってきたトルコライスです。
ひとつのプレートに盛られた
ピラフ、とんかつ、ナポリタン、サラダ。
まるでお子様ランチの大人版、といった様相です。
期待に胸を膨らませて口に運ぶと、
見た目以上にやさしい味です。
そう、味も
「お子様ランチ」の大人版、
「大人様ランチ」といった感じで
前の晩に飲み過ぎた私的には
とてもお腹にやさしくて好印象でした。
夢中になって食べていると
目の前の若い男性客二人連れの一人が
「トルコライスってトルコ風呂と関係あるの?」
と、若いアルバイトらしき女性店員にふざけて聴きました。
女性店員はトルコ風呂がよくわからないようで、
「トルコ・・・ブロですか・・・?」
と聞き返したのですが、
男性が
「エッチなことをするお風呂」
と答えたら、
「私にはわかりませんが・・・」
と、プイッと行ってしまいました。
・・・やめなさいって💦
そうしてもう一組、
僕と同じくらいの中年のご夫婦が
電話で話しています。
軍艦島に渡りたいのだが船は出るか?
みたいな話でした。
そうか、軍艦島って手はあったなあ!
このお店はトルコライスの他に
”長崎名物・食べるミルクセーキ”も有名で、
こちらも発祥の地になっているようです。
レトロな喫茶店は全国津々浦々あるけれど
雰囲気もメニューも
ツル茶んの個性は圧倒的です。
まだ、朝の10時半というのに満席!
賑わっています。
壁にはたくさんの芸能人のサインが張ってありましたが、
彼らをもトリコにするトルコライス、
なんでもそうですが
極めた先にある個性は
決して廃れずに文化になっていくんだなあ・・・と
しみじみ思わせてくれた
とてもためになる変態体験でした。