週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

「君たちはどう生きるか」を見てきた。

映画「君たちはどう生きるか」を見てきました。

 

 

スタジオジブリが制作、

宮崎駿が監督しただけあって

間違いなくものすごい作品になっていました。

地球に生きるものすべての人間に送る警鐘ともいえる

映画に込められたメッセージは

あまりに多様で

どこからでも切り取れる間口の広さを持っていつつ

切り取って入ったその先はどこまでも深く

考えて考えていきついた先は

共通の場所だった・・・。

 

見終わった後は右脳の思考と左脳の涙で混乱していましたが

そんな感想を持ちました。

 

僕は本の「君たちはどう生きるか」を読んでいたので

それが原作になって物語化されたのかな、

と思っていたのですが

期待は見事に裏切られました。

(その本質は一緒です)

 

「千と千尋」の第2弾のようでした。

 

もしも「千と千尋」よりこれが早く上映されていたら

「千と千尋」以上にセンセーショナルだったのかもしれません。

 

後でわかったのですが

原作は本じゃないんですね。

「原作・宮崎駿」とありました。

その宮崎さんはことしで82歳になるそうですが

多分これが最後の作品だと覚悟したのでしょう、

「君たちはどう生きるか」というのは

宮崎監督からのメッセージそのものだと確信しました。

 

とにかくネタバレしないように言いますが

主人公の真人と大叔父は

宮崎監督の中にいる二人のような気がしました。

 

賛否両論あるようですが

僕にはとても響いた映画でした。