週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

僕専用の手作りのお菓子ボックスで迎えてくれた、新しい仲間。

10月から半官半民の会社の

グループ会社に、

週に1日程度通うことになり、

ミッションはというと

かつてハイエナのように民間企業で働き

今はフリーの身分で仕事をしている

その経験とネットワークを活かして、

企画とかアイデアで古い考え方に風穴を開ける・・・

という、極めて漠としたものです。

 

「また使えないおっさんがやってきたよ・・・」と、

若い社員に思われないように、

気合を入れ過ぎてもダメだろうし、

緩すぎてもダメだろうし、

週1程度のボリュームですが、

なんだかとても緊張していました。

 

何よりも僕を緊張させたのが、

これまでにない社内の雰囲気です。

 

昔は”官”だったこともあるので

相当固い人たちなんだろうな・・・

僕のようないいからかげんの

スチャラカオヤジが

果たして馴染めるのだろうか・・・。

 

今日は午後一から

一部の社員を集めての

プレゼンテーションの場で、

ネクタイとスーツで身を固めて

その会社に行ったら、

僕が座る仮の机の上に

こんなものが・・・。

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会社でいらなくなったコピー用紙で作った

僕専用の手作りのお菓子ボックスがあって、

その中に社員の誰かからのお土産が入っていました。

 

僕は社会人になっていままで

こういう文化の中にいなかったので、

とてもうれしかったです。

ひとりじわっと感動に浸ってしまいました。

 

多分この会社は余裕があるのです。

一週間後のこと、一か月後のこと、一年後のことが

毎日不安でたまらない僕のようなフリー家業とは

全く別の文化圏です。

でも、余裕=仕事していない=人間関係も殺風景、

という方程式にはない温かさを感じました。

 

お堅い発想に風穴を開けなきゃ・・・!

そう緊張して臨んだ今日ですが、

その緊張は一気に解かれました。

むしろこうやって歓迎してくれている風土に慣れていなくて、

思わず恥ずかしくて逃げ出したくなったくらいです。

 

硬い壁をぶち破って欲しい。

そんなことを言われて手伝い始めた会社ですが、

こういう体温のある文化を大事にしながら

みんなが仕事って楽しいね、って思えるように、

そういうところから始めたいと思いました。

 

長いこと一人でフリーでやっていると、

全部一人で仕切らなきゃ!

誰も信じないぞ・・・!

みたいな構えがありましたが、

硬かったのは自分かもしれません。

風穴をあけられたのは自分だったのかもしれません。

 

もうちょっと周りを信じてみよう・・・。

 

プレゼンテーションが終わって一息ついたら

総務部から、

かつてない大型の台風が来ているので

今日は早く仕事を切り上げて

皆さん帰りましょう!

というメールが全社員に一斉に来ていました。

 

これからこの会社を知れば知るほど、

嫌なこともどんどん見えてくると思います。

でも、

こんな人間らしい集団の中で仕事が出来ると思うと、

週一程度の契約仕事ですが、

そんな契約内容に関係なく

いろいろやっていこうと、

結構前向きになりました。