土曜日に「コジシタ八ヶ岳」でランチを食べ、
日曜日のランチはというと、
ここも2度目となりますが
間違いなく”行きつけ”になりそうなカレー屋さん、
「かるみれんげ」
に行って来ました。
以前にも紹介したのですが、
国道20号線を長野方面に走っていくと、
その山梨との県境の手前あたり、
左側に廃墟と化したようなホテルのようでもあり、
なにやら新しいゲストハウスでも建てているかのようでもあり、
パッと見絶対入っちゃいけないような場所があるのですが、
かるみれんげはその中にあります。
人気の消えたゴーストタウンで
唯一生命を発しているかのようです。
ドアをあけると
そこにはバブル時代の名残りと
何十年もの月日がたった古臭さが堆積しているのですが、
カウンターと3つのテーブルしかない
ダイニングだけは、
エスニックな手作り小物などに装飾されていて、
確かにいま風の息遣いを感じます。
八ケ岳の家からクルマで30分程度かかりますが、
なぜここまで来るかというと、
ここのカレーと麺が
どんなエスニック料理屋さんにもない味を
醸し出しているからです。
僕もそうですが
僕以上に妻が熱を上げています。
前回の余韻が忘れられず
今回も2種類のカレーが味わえる大盛りプレート(1000円)と
麺(800円)を注文し、
シェアすることにしました。
これが2種盛りカレー(大盛り)です。
カレーはキーマカレーと豚肉のレッドカレー。
ご飯の上に乗っているのは
追加でたのんだエスニックに味付けた半熟卵(150円)です。
ぷにょぷにょの卵を
どうやったらこんな味付けに炒められるのか不思議・・・。
こちらが麺です。
麺は日によっていろいろ変わるらしいですが、
今回は煮込んだ牛すね肉が入ったフォーです。
どちらも適度に辛く
適度にやさしい、
日本人好みの味なのですが、
他のお店と根本から違うのは、
その奥深い香辛料のハーモニーです。
テーブルにはそのこだわりが感じられるメモが。
ショウガ、にんにく、カルダモン、クローブ、
ターメリック、グリーンチリ、レッドチリ、
クミンの種、コリアンダーの種、カロンジ・・・等々。
半分はあまりなじみのない名前のスパイスばかりですが、
肝機能向上、胃腸の働くを促進、抗炎症、抗ウイルス、
疲れを回復、抗糖尿病・・・など、
まあおよそ現代人が持つ健康の悩みに
ことごとく応えてくれるスパイスのオンパレードです。
これらのスパイスをどう調達し、調理し、
どのぐらいの分量を混ぜるかなど、
それこそ企業秘密なんでしょうが、
少なくともクックパッドなどで紹介されている
カレー料理とは一線を画しています。
その効能はというと、
食べている最中からわかります。
体が内側からジワジワ熱くなってくるからです。
よく辛さ自慢のカレーチェーンにあるような
ヒーハー言って顔に噴き出す汗ではなく、
あらゆる内臓の振動が動き出すその熱から来る汗が
全身ににじみ出てきます。
ああ、体って自分とは別に生きているんだなあ・・・
なんて思ったりしてしまいます。
会計を済ませて外に出ると
冷たい風が心地よい!
さあ、体も元気になったところで、
小淵沢リゾナーレのブックカフェにでも行ってみるべか!
と相成ったのですが、
唯一の難点があるとすれば、
新陳代謝が即座に良くなるということでしょうか。
二人ともリゾナーレに着いた瞬間に
カフェではなく
一目散にトイレを探してしまいましたとさ。
(きたないオチですみません💦)