半年ぐらい前から
なんとなく洗濯機の音が気になりはじめました。
大きな音を出すようになってきたのです。
とはいえちゃんと動くので
まあいいか・・・ぐらいで使っていたのですが、
先週末にものすごい音を立てました。
さすがの妻も
これ、もう寿命よ。
ということで、
おとといの日曜日は
近くのビッ〇カメラに洗濯機を買いに行きました。
買いに行く前に
大きさを調べたくて
買ったときの保証書を引っ張り出したら、
お買い上げ日が平成７年、
つまり１９９５年でした。
なんと、もう２５年以上経っていたのです！
途中１回、モーターの修理をした形跡がありました。
そして、メーカーはというと
㈱日立家電。
いまはもう吸収合併されて
とっくのとうにありません。
さらに、販売店はというと
㈱サトームセン。
もうとっくのとうになくなりました。
サトームセンというと
多分僕らの年代の人は知っていると思いますが、
男女のヒョウが出てきて音楽に合わせて踊るＣＭで、
”あなたの近所の秋葉原！サトームセン”
というコピーが印象に残っているのではないでしょうか。
そのキャンペーンやＣＭを手がけたことを思い出しました。
あれはヒョウではなくジャガーです。
当時の社長はジャガーが好きで
社長室に行くと
あちこちにジャガーの置物がありました。
その大好きなジャガーをモチーフにしました。
そのときの社長はご高齢で間もなく亡くなり、
ご子息である専務が
その後社長になりました。
後を継いだ新社長とは
つかず離れずで
仕事をしました。
お付き合いさせていただく中で
会社に背任行為が発生し、
僕はその嫌疑をかけられました。
突然社長に呼び出され、
吐け！とばかり強烈な尋問を受けました。
このままだと取引停止だ！と。
寝耳に水の僕は
嫌疑をはらそうと
必死になって証拠をかき集めました。
門戸を閉ざされましたが
その証拠をもって何度も門を叩き、
話を聞いてもらい、
なんとか嫌疑を晴らすことができました。
雨降って地固まる、とは、
こういうことを言うのでしょう。
それから社長との絆は深くなり、
年賀状を交換したり
連絡を取り合ったりして
公私ともに仲良くさせていただきました。
孫ができたよ～！
そんな年賀状が来た翌年のこと、
社長が亡くなった知らせを受けとりました。
恰幅が良くて勢いがあって
元気満々の社長でしたが、
ご家族の方も信じられないような
突然の死だったらしいです。
ショックでした。
あれからずいぶん経ちますが、
サトームセンは僕にとって
一生忘れられない存在です。
話が変な方向に行ってしまいました💦
寿命は１０年と言われる洗濯機ですが、
２５年も生き延びて活躍してくれた洗濯機。
子供のおむつを洗った洗濯機。
家族を支えてくれてありがとう。
そう思うと
たかが家電ですが、
家族の一員のようです。
新しい洗濯機は
同じ日立製にしようとしましたが、
ちょうどいいな、と思った機種は、
中国製で、
２か月待ちとのこと。
新コロナウィルスで
中国の工場は
ことごとく止まっているらしいですね。
結果在庫が身近にあった
東芝製にしましたが、
長生きしてくれることを祈ってます！
