週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

送別会のあとの銀座バナナジュース

業務委託契約をしていた会社が

コロナで事業&人員削減に迫られ、

僕の契約も昨日で終わりました。

3年ちょっとお手伝いしたかな・・・。

 

昨日は関係している事業部の5人が

僕のお疲れ様会(昼)を開いてくれました。

 

行ったお店は

築地にある会社の社員なら誰もが行ったことがあるだろう、

焼売とチャーシューがおいしい地元の大衆中華料理、

紅蘭」です。

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僕も何度行っただろうか。

困ったときの紅蘭頼み。

行きたい店が特になかったときなどは

仕方なく必ずここでした。

 

最後だから目一杯食べてください!

とみんなに言われ、

朝から何も食べていなかったので

気合をいれて定食を注文。

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焼売3個、チャーシュー、ワンタンスープ・・・。

それだけ?と思うのですが、

これがまたすごい重量感なのです。

 

いつもはサラリとラーメンあたりで済ませるのですが

今日は主役なのでそうもいかず、

「では、いただきます!」

と言って食べました。

 

いつもの大衆中華がどうしてこんなにおいしいんだろう?

 

一杯のかけそばじゃないけれど、

人間、そのときの置かれた環境で、

味なんてうまくもまずくもなるものです。

 

うれしいパワハラに会いながら

でもきれいにいただきました。

 

お腹いっぱいになって会社に戻ろうとしたら、

女性部員から、

「デザートにおいしいバナナジュースをご馳走します!」

と言われ、

こんな満腹にバナナかよ!

と思ったのですが、

主役だということを思い出し、

よっしゃあ~!とついていきました。

 

行ったお店は「銀座バナナジュース」。

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ええっ?こんなところにあるの?

築地は庭だと思っていたけど

知らなかったあ・・・。

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路地裏にひっそりと佇むテイクアウト専用のお店ですが、

10人ぐらい並んでいました。

 

なんでこんなに混んでるの?

と二人に聞いたら、

いまバナナジュースが流行っているらしいですね。

そんでもってこのお店は

完熟バナナが仕入れできないときはお店を開かないという

徹底ぶりで、

今話題の店のようでした。

 

100%パンパンの腹に

バナナジュースはかなりきついと思い、

きなこバナナジュースの小を注文。

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200円ぐらいだったと思います。

目をつぶって、えいやっ!とストローですすったら、

目が覚めるほどの濃厚さ。

なに?このきなことの相性!?

 

うまい!!

 

思わずその場で叫んでしまいました。

 

いや、これ、ほんとにおいしかったんです。

へたなスムージーなんぞより

はるかにコスパ高し。

 

「もっとはやく教えてよ!

今日で最後なんだから・・・」

と言ったら、

「また来てもらえるように

今日まで教えなかったんですよ(笑)」

と、さすがにエンターテインメント会社の模範解答のような答えが

帰ってきました。

 

う~ん、お世辞もうまい!

 

この会社にはあまり貢献できず、

同時に得るものもなかったなあ・・・

なんて思っていたのですが、

そんな覚めた自分を反省。

 

いつもよく行っていた大衆中華料理「紅蘭」が

実はうまいということ。

 

銀座の路地裏にこんなにうまいバナナジュースがあること。

 

そういうことを教えてくれた若い仲間がいること。

 

彼女らが、いつでもウェルカムと言ってくれたこと。

 

もちろんお世辞とはわかっていても、

心に残る日になりました。