今日八ヶ岳に入りました。
到着したばかりのデッキからの西の方。
成層圏に届けとばかり
まっすぐに天に向かって伸びるカラマツは
スギやヒノキと違って冬になると葉を落とす
日本で唯一の針葉落葉樹なんですね。
この枝が薪ストーブの
結構な焚きつけ用の木になるんです。
家の屋根に覆いかぶさっているので
周りの人から早めに伐ったほうがいいよ、
と言われているのですが、
そんな冬の恵みをもたらしてくれる
すくすく伸びて西日を美しく挟む
カラマツを見ると、
やっぱり伐れない・・・。
屋根が腐ってもカラマツの方に元気でいてほしい、
とか思ってしまうんですね。
こういうセンチな考えがあると
多分山じゃ生きていけないんでしょうね。
うーん、まだまだ僕は八ヶ岳住民になるには甘すぎるのか!?
部屋に入ると8度でした。
早速薪ストーブを焚き始めます。
拾ったカラマツの枝をたくさん入れて
その上に中ぐらいの太さを薪を2~3本ぐらい置いて
火を付けると、
失敗することなく点火します。
薪はというと
近くの山で切り出してきたり
ジモティーで譲ってもらった薪だったりして、
ナラやブナ、クヌギなどの広葉樹と
杉や松などの針葉樹、
果ては梅やぶどうなどの果物の木までが
ごちゃ混ぜになっていて、
燃やせるものならなんでも燃やせ!
主義なのですが、
八ケ岳3年目に入ると
その燃え方の違いが分かるようになってきました。
同じぐらい乾燥させて比較すると
広葉樹の方が火持ちが良いのです。
今さらですよね💦
薪ストーブがある人にとっては当たり前のことなのですが、
頭で覚えるのと体で感じるのは
こうも違うのか、というぐらいわかります。
ですので針葉樹については
広葉樹より大きめに割ります。
こんなに太いの、燃える?と、
この前来たAさんに言われましたが、
乾燥させた針葉樹なら
太くないとあっという間に燃え尽きてしまうのです。
炎が小さくなると
太い針葉樹とそれより少し細い広葉樹が混じり合った
薪のラックから、
さて次は針葉樹で行くか、広葉樹で行くか・・・?
なんて迷いながら
美味しい料理を味わうように
炎を味わうのは
八ケ岳の冬の醍醐味です。
半分ぐらいは八ケ岳の住民になってきたかな。