週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

昨晩爺さんになった。

昨日の夜20時過ぎに

娘が無事に出産しました。

僕はお爺さんになってしまったとです。

 

昨日は一日中気が気ではなく

今思い返しても何をやっていたか思い出せないぐらい

何も手につかなかったのですが、

8時過ぎに夫君から

「生まれました。母子ともに元気なようです。

今から病院に駆けつけます」

というメールがはいって

ヘナヘナを力が抜けると同時に

嬉しさがこみあげてきました。

 

その時僕はトンカツを揚げていたけれど

勝った勝った!と嬉しさ余って

翌日分のチキンカツまで揚げてしまいました。

 

コロナ禍で夫君でさえ面会が15分以内。

当然我々身内は面会できないのですが、

その短い時間の間に撮った動画と写真が

夜遅くになってLINEで送られてきました。

 

女の子。

目はまだ開いていない。

猿のような宇宙人のような小さい顔。

でも、あーあーあーとしっかり泣いている。

その初めて聞く声に

とらとこた(猫)まで何事か?とやってきました。

 

何度見てもかわいい。

目の前が滲んでくる。

何より母子ともに元気だということが心から嬉しい。

新しい命とはこれほどまでに感動させてくれるものなのか・・・。

生まれてきたことにこそ意義がある。

生まれてきたことでもうすでに周りの世界を震わせている。

たとえどんなことがあろうと

この命を守るのが

僕ら年寄りの使命なのかもしれない。

そう思うともっとこの命のために役に立つことを

探している自分がいました。

八ケ岳にリタイアしても

リタイアしてはいけないことがあることを悟りました。

それは自分の子供が生まれた時に湧いてきたのと同じ

今まで忘れていた感覚でした。

 

今朝ほど娘から

「死闘だった!」とLINEが来ました。

その辛さ、男には決してわからないけれど、

その死闘を制した先にある一人増えた未来を

遠くからでも支えてやっていけるような

爺さんを目指そうではないか!