週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

生ごみを取りに八ヶ岳に。

今日夕方、八ヶ岳に入りました。

1泊2日。

台風来ている中なんで来たかというと、

先週生ごみを持って帰るのを忘れた!!

というそれだけの理由です。

 

蒸し暑い部屋の中で腐っていたらどうしよう・・・。

ショウジョウバエが飛びかっていたらスプレーをまかなきゃ・・・。

蟻とかカメムシとかは仕方ないので自分で始末しよう・・・。

匂いが充満していたら速攻で消臭剤を・・・。

カビでも生えていたら冷凍室に閉じこめて明日持って帰ろう・・・。

 

とまあ、いろいろ妄想して臨んだ八ヶ岳ですが

生ごみはカビも生えず匂いも出さず

1週間前と全くかわらないまま台所にありました。

 

よかったあ・・・!

生ごみ問題は杞憂に終わりました。

 

ところで

そんなんだったら生ごみを持って帰らず

出して帰ればいいじゃん!

と思う方もいるでしょう。

 

至極当然です。

わざわざ東京に持って帰る、なんてこと馬鹿らしい限りです。

でもなぜそんなばかばかしいことをするかというと

八ヶ岳でごみを捨てて帰るというのはハードルが高いのです。

 

料金は当然かかるが曜日が指定されていて出せない、とか、

ゴミステーションは自治会に入っていないと利用できない、とか、

いろいろ制約があるのです。

 

というわけでここ八ヶ岳を週末利用している方々は

大体がゴミを持って帰っているとのことですが、

ゴミ問題は全国共通の問題です。

 

かつて坊化学メーカーの家庭用ラップの宣伝の仕事をしていた時

ダイオキシンが問題になりました。

特に朝日新聞がここぞとばかりその製品を叩きました。

その時にいろいろ調べてわかったのは

800度以上の高熱で燃やせばダイオキシンが出ないこと。

その800度の温度に耐えうる焼却炉が少ないこと。

仮にその製品が世の中から消えても

虎視眈々とそこを狙っているメーカーが絶えないこと。

業界全体の問題であって一メーカーの問題では解決できないこと・・・

などを知りました。

だからしょうがない、ということではなく

ラップ業界を超えた全社会で取り組まないと

根本的な解決には至らないことを知りました。

 

そういえばダイオキシン問題はどこに行ってしまったのでしょう?

 

とかなんとか偉そうにいいつつも

分別したゴミを

犯罪を犯した人がやばいものを運ぶかのように

うしろめたさを感じながら東京に持って帰るのが

環境にも社会にも迷惑をかけないやり方だと信じて

行動するしかありません💦