週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

この時期、ベランダにやってくる不思議な蝶。

今週、来週と八ヶ岳には行けません。

リビングの窓からの景色は

八ケ岳では雑木林ですが、

東京のマンションでは花に囲まれています。

 

目の前に建物があって

都会ならではの圧迫感のあるマンションですが

妻が植えてくれた鉢植えの花のおかげで

この時期は

朝起きてボーっとベランダを眺めていると

すうっと気持ちが安らいできます。

 

安らいだ気持ちで

ベランダに出て

咲き誇る鉢植えの花の写真を撮っていました。

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正直、花の名前などわかりませんが、

とてもカラフルで癒されます。

 

写真を撮っていたら

一匹のアゲハ蝶が飛んできました。

実は毎年この時期になると

必ずアゲハ蝶ががベランダにやってきます。

とにかく毎年欠かさずやってきます。

いつからかというと、

もうかれこれ10年近くになりますでしょうか、

最初にやってきたのは、

義理の母が亡くなって

その母が大事に育てていた

酔芙蓉の花の鉢を受け継いで

ベランダに置いた年でした。

 

酔芙蓉とはこんな花です。

 フヨウ

(Wikipediaより)

 

今ではこの酔芙蓉はありませんが

それでもこの時期になるとやってくるのです。

同じアゲハ蝶が。

 

ある時ハッと気がついたのですが、

このアゲハ蝶は

亡くなった義理の母なのではないかと。

 

蝶になって家の様子を見に来たのではないか、と。

 

都会のど真ん中のベランダに

どこでどう羽化したかわからないのですが

毎年欠かさずやって来るアゲハ蝶に

思わず前世と未来を感じざるを得ません。

 

東京はコンクリートで覆われていますが

いよいよ緑が生い茂ろうとしているこの時期、

命の輪廻を感じます。

それは八ヶ岳に行かなくても

心地よい不思議な感覚です。