今の時期
雑木林の庭は
食材の宝庫。
ノビル、フキ、カンゾウ、ワラビ、サンショウ・・・。
ここぞとばかり根っこから全部採ってしまと
もう生えなくなってしまいます。
ですので、ところどころもぎるように
ちょっとだけ採るようにします。
今日は野生のミツバを採りました。
大きな葉っぱ!
ちょっと遅かったかな・・・。
でも茎を折ると
確かにミツバの香りが鼻を突きます。
臭いで食べられる野草と
食べられない雑草を区別する。
目ではなく
鼻で食べられるかどうかを判断するなんて、
動物に帰った気分!
(って、どんな気分よ💦)
今日収穫したミツバは
東京に持ち帰り、
夕食の食卓にあがりました。
ミツバとシソと鶏肉のサラダ。
それに鶏肉のダシの効いたスープに
溶き卵とミツバを入れたスープ。
もちろん妻が作ってくれたんですけど・・・💦
庭で採れたミツバは
明らかにスーパーで売っているものと違います。
香りも強く意外にも柔らかい。
山菜にありがちな
苦みやえぐみはまったくない
上品な味。
去年のこの時期
庭を散策していたら
それらしき葉が出ていたので
ちぎって齧ったら
ミツバの味がしたので、
あっ、ミツバだ!やったー!
と思っていたのですが、
ちょっとしか生えていなかったので
採りませんでした。
1年たったら
去年の1.5倍ぐらいのミツバが生えていました。
自然の力はすごいなあ、と思います。
東京にいると土地は貨幣経済に飲み込まれて
金銭で売り買いされるものだと思い込みがちですが、
そうじゃなくて土地は食べ物を育んでくれる
母体です。
地方では耕作放棄地が増えています。
その土地を買うのも良し、
借りるのも良し。
都会の人がこのような土地で学ぶことは
ものすごくあると思います。
農学、自然科学、生命学、植物学、動物学、物理学・・・。
すべての学問が詰め込まれています。
今ではITやコミュニケーションも学べる舞台になっています。
夏になったら学校は夏休み。
夏休みの日記とか
自由研究とか
さんざんやらされましたが、
何を書いていいか、何をしていいか、
まずはそこから悩みました。
悩んでいるうちに夏休みが終わりに近づいて、
仕方なくどうでもいいことをテーマに宿題をこなしました。
そんな学校の勉強に何の価値があるのでしょうか?
大地に立てば
自然と興味が湧いてきます。
何かを深く調べてみたい、という欲求にかられます。
その欲求に素直に向き合っていくことから始めることこそ
夏休みのという長い休みの醍醐味ではないでしょうか?
夏休みの一ヵ月の半分でもいい。
田舎に来てどっぷりとその土地に触れて、
日がな一日引きこもる。
都会で引きこもっている子供たちに
田舎で引きこもらせたら、
引きこもりなんて問題は
結構解消されるのではないでしょうか。
来週も八ヶ岳に引きこもり
フキでも採ろうと思います。