週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

今が散り時、山桜

今年のGWは山小屋三昧をできそうです。

まずは前半戦、昨日の土曜日に八ヶ岳に入りました。

中央道は大変なことになっているんだろうな・・・

のんびり下の道を行こうと覚悟を決めて向かっていたら、

11時ぐらいから意外にも空いてきて

国立府中から大月まで高速道路を使いました。

 

大月で降りで国道20号を行く。

これは私の定番です。

ちょっとトラックや軽自動車が多く

イライラさせられることも多いのですが

昨日は交通量が俄然少なく

気持ちよくくねくね道を飛ばすことができました。

 

山小屋に着くと

カバーをかけずに止めておいたルノーに

白い花びらが積もっていました。

サクラ!?

だってもう散り終わったはずでは・・・?!

 

そう思って周りを見渡したら

雑木林いっぱいに花びらが落ちていました。

ウッドデッキにも。。。

 

うちの庭の雑木林には一本の山桜があります。

背が高くて見上げても空の色に溶け込んでしまい

見えないのですが、

間違いなくその木に咲いた桜でしょう。

 

でももうとっくのとうに桜の花は散ったと思っていたので

不思議に思って

家に入るなりネットで調べてみたら

山桜と桜(ソメイヨシノ)は似て非なるものらしいですね。

 

ソメイヨシノはいくつかの品種を掛け合わせたハイブリット型の庭木で

それに対して山桜はそもそも山に生えていた野生の木。

犬と狼みたいな違いなのかな・・・?

そんでもってソメイヨシノは

花が先に咲いて散った後に葉が出るけど

山桜は花と葉が一緒に芽吹き、

その時期はソメイヨシノより遅いらしいのです。

 

なるほど。

合点がいきました。

 

枝に咲いた花は見えないけれど

太陽がまばゆい新緑の季節に

ハラハラと舞い落ちる花びらを見て

ハッとして見上げると

空に溶け込んで咲いているサクラに

春の余韻をかすかに感じる。

 

こんなふうに春の終わりを感じられるとは

思いもよりませんでした。

 

春夏秋冬。

一年は4つの季節に分かれていますが、

本当は365日、いや1分1秒に

それぞれの季節があるのかもしれませんね。

 

雑木林は偉大なる季節のセンサーです。