週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

ついに白樺の木を伐採

僕の雑木林の庭には

白樺の木が4本あります。

そのうち1本が道に向かって斜めに傾斜していて

その道の上には電線が通っていて、

なおかつ白樺の元気はないので

いつか伐採しようと思って先延ばしにしていました。

 

というのもまともに伐ると

電線に倒れるので自分には無理・・・と

思っていたのです。

 

ところがおととい

ぼんやりその白樺を眺めていたら

突然吹いてくる強めの春風に

幹がグラングランと揺れている。

 

こりゃ早々に伐らんとえらいことになる・・・!

と焦った挙句、

こうなったらイチかバチかだ!とばかり

一人伐採を決行しました。

 

高枝ノコギリを使って

まずはてっぺんの枝を切り落とします。

高枝のこぎりのおすすめ人気ランキング9選【高くて届かない場所 ...

この「シルキー」という高枝切りのこぎりは

目いっぱい伸ばすと6mにもなります。

その重いこと!

その重さがキレに貢献しているのでしょうけど

多分女性の方には

全部伸ばした状態で伐るのは難しいと思います。

 

休み休み作業を続けて2時間あまり。

てっぺんの方の枝は電線に絡むことなく

無事落とせることが出来ました。

 

さて、問題は枝葉の無くなった幹をどう切るかです。

ここで下から切り倒そうとすると

電線側に倒れ、重みで電線を切ってしまうでしょう。

 

ですので

途中の刃が引っかかりやすい場所を見つけて

そこに刃を掛け

上から少しずつ切り落としていくことにしました。

 

またこれが時間がかかるし疲れる。

でも気長にノコを引いて

ようやく電線に引っかからない程度の高さに

幹を落とすことが出来ました。

 

さあ、いよいよチェンソーで幹を切り倒します。

電線に引っかからないとしても

道路に落ちて道を塞いだら大ヒンシュクです。

というわけで

道路側とは反対側の庭の方へと倒すように

受け口を作って

次に追い口で開いていく戦法です。

 

自分でもできる庭木の伐採方法ってあるの?

(「くらしのマーケット」より拝借しました)

 

上の図だと木がまっすぐ上に伸びているからやりやすいのですが

今回の白樺は斜めになっている。

ですので受け口を思い切り広く切って

追い口を斜め下の方に入れていくことに。

 

ここで失敗は許されません。

追い口を入れるのも

いきなり木が倒れてこないように

おそるおそる入れ、

幹を押すと揺れ始めるころを見計らって

幹のトップにロープを巻き付けて

庭側に揺さぶりをかけながら

何度も引きました。

 

徐々に幹のしなりが大きくなり

軽くなってきたかと思ったら

メキメキメキ・・・という音と共に

ズドンッと地鳴りのような音を立てて

白樺が倒れました。

偶然にも倒れた場所は

他の庭木に影響のない場所でした。

 

成功!!!

 

ああ、なんという達成感。

近寄って切り口を見たら

案の定幹の中心が腐って空洞になっていました。

 

白樺は文字通りその白い木肌がオシャレで

他の木よりも切るのがもったいなく思えてしまいます。

ですが、恐ろしいことに

白樺は根が浅て柔らかく

倒れやすい木でもあります。

 

躊躇しましたが倒したら肩の荷が下りるのがわかりました。

 

倒した幹は輪切りにし

そのうちきれいな2つは

玄関先に飾って

山小屋の我が家のシンボルにしようと思います。