今朝早く東京を出て
9時半ごろに八ヶ岳に入りました。
先週とは打って変わって
信じられないような雑草ぼうぼうの庭。
今日は一日庭の手入れをすることにして・・・
その合間のランチは
以前に一度行って
心底おいしいいと思ったお店、
「自然屋」に久しぶりに行くことにしました。
家からクルマで5分程度。
南アルプスを望む田園風景が広がる
八ヶ岳南麓の斜面にあります。
開店直後の11:00ちょい過ぎに行きました。
お店には靴を脱いで入ります。
玄関の土間にはカラフルなガラスが埋めてあり
入ってすぐに個性を感じます。
ダイニングは明るくて
テーブルや椅子、室内装飾のあらゆる部分が
文字通り「自然屋」といった雰囲気です。
この照明やドライフラワーの飾り方、いただき!
鹿の角がいっぱい飾っていて
いいなあ・・・なんて思っていたら、
結構森の中で落ちていたりするらしいですね。
そうか、森の中を散策する楽しみが一つ増えた。
さて、料理を注文しましょう。
メニューは壁にかかっています。
地元で獲れる川魚や野菜、山菜がメインの
オリジナル料理です。
お値段はというと
1500円から2500円ぐらい。
ランチにしたらちょっ高いと感じるかもしれませんが
食べてみたらわかります。
お値段以上のおいしさが!!
僕は「ヤマメフライ定食」(1800円)を、
妻は「イワナと甲斐サーモンの刺身定食」(2000円)を
それぞれ注文しました。
このお店が面白いのは
メイン料理以外は
プレートに乗っているということです。
これがそのプレートです。
ご飯は黒米です。
小鉢には6種類ぐらいの付け合わせがあるのですが
ここで獲れる山菜や野菜をメインに
懐かしくもスノッブな味付けに
思わずワインなんぞを飲みたくなってしまいます💦
この小鉢だけで定食になりえるボリュームです。
そんな小鉢をつまみ始めたところで
メインディッシュがやってきました。
これが僕が頼んだ「ヤマメフライ」。
これが妻が頼んだ「イワナと甲斐サーモンの刺身」。
フライについて言うと
外はカリカリですが中はとろけるように柔らかい。
川魚のさっぱりした上品さが口いっぱいに広がります。
そして刺身について言うと
フライとは逆に、コリコリと歯ごたえがあって甘い!
川魚のさっぱりした上品さが口の中に広がるのは
まったく同じです。
妻が
「この葉っぱや花は食べられるんですか?」
と、ちょっと外しぎみの質問をしたら、
「毒ではないので食べられますが、お飾りです」
との返事が返ってきました。
うちの庭にも生えているシダの葉と
ツツジの花です。
これが料理に添えてあって
八ケ岳なのに南国に来たかのよう・・・!
とにかくこのお店は
料理はもちろんですが
それをおいしく引き立てる飾り付けが
絶妙にうまいです。
もう二人とも無言で、夢中になっていただきました。
全部食べ終えてお腹いっぱいになったのにもかかわらず
お腹がまだまだと訴えています。
スッキリお腹いっぱい、
そんな感じで僕らの年齢には
体も心も満たされます。
お会計の時、あまりにおいしかったので、
スラリとしたこの店の奥様らしき人にあえて聞いてみました。
「食材はオーガニックとかにこだわっているんですか?」
すると、
「地元の食材にはこだわっていますが
オーガニックにこだわっているかと言われると
そこまでではないかもしれません。
ただ、山で採れるようなものばかりなので
結果オーガニックですよね(笑)」
と、とても楽しそうな笑顔が返ってきました。
ほんと素敵なご夫婦が切り盛りされています。
オーガニックとか
マクロビオティックとか
どれも僕の体にはとても合っているので
東京でも思いついたように
そのようなお店に入ることがあるのですが、
どこか理屈っぽさが感じます。
「自然屋」ではその理屈っぽさがなくて
すんなり体に入ってくる感じがして
僕の心に合っている感じがします。
目にも舌にも
八ケ岳ならではの自然を堪能できる
素晴らしいお店です。