昨日は我が家にとって
とても重要な日でした。
一人暮らしをしていた娘が
付き合っていた彼と一緒に
婚約の挨拶に来ました。
彼とは何度か食事をしたり、
また娘の方も彼の家に遊びに行ったりしていたので
それとなく気心が知れていて、
とても好印象を持っていたので、
いずれ来るべき時が来るんだろうなあ・・・
なんて思っていたのですが、
それが昨日でした。
婚約おめでとう!
乾杯~!みたいな感じで
楽しい会食になるだろうと
楽しみにしていたのですが、
昨日が近づくにつれて
徐々に緊張してきました。
「娘さんをください。大事にします」
そんな風に頭を下げられたら
僕はなんて答えればいいのだろう・・・?
すると、山里亮太さんと蒼井優さんの
結婚のニュースが
飛び込んできました。
思わず齧りつくようにしてニュースを見たら、
山里さんが蒼井さんの両親に挨拶に行った時の
エピソードも語られ、
山里さんが蒼井さんのご両親に
「一生大事にします」
と言ったら、
「ありがとう!娘をよろしく」
と言って、
涙涙で肩を抱き合ったのだとか・・・。
そうか、そういう気分になってしまうのか・・・
と思うとなんだかそわそし始め、
昨日は二人が来るまで何も手がつかず
意味もなくジムに行ったり、
喫茶店に行ってスマホ見たり、
部屋でギターを弾いたりして、
気を紛らわせて過ごしました。
夕方5時に二人が来ました。
「いらっしゃい!」
そう言ってテーブルの上は
妻の手料理で迎える準備が整っていたのですが、
迎えたものの、
何を話していいかわかりません。
「今日は雨だね」とか
「仕事はどう?」とか
どうでもいいような質問を彼にしたら、
彼もどうしていいかわからず、
「蒸し暑いですね」とか
「仕事は順調です」とか
思いっきりありきたりの会話の応酬。
そんなぎこちない会話を聞いていた娘が、
「ほうら、いいでしょ!」
と言って、
左指にはめた婚約指輪を掲げました。
「おおお、ダイヤだあ!・・・
っていうか、そういう報告の仕方はないだろう」
と言ったら、
「自分がそうでも言わないと、
父ちゃん場が持たないでしょ!」
完全にこちらの気持ちを読んでくれてのナイスアクション💦
その一言で、一気に場が和みました。
そうだ、今日はおめでとうだね。
じゃあ席について乾杯しよう!
と言って、
全員席に着き
シャンパンで乾杯!
乾杯!といってグラスを合わせたら、
彼がすぐさま
「遅くなりましたが、結婚させてください。
大事にします」
と言いました。
そのあまりの自然な流れに
僕も妻も
「こちらこそ、ふつつかな娘だけど、よろしくお願いします」
と、自然と言葉が出てきました。
それからというもの
堰を切ったように会話が弾みました。
これまで何度か一緒に食事をしてきましたが
どこか距離感を感じていました。
でも一気に縮まったようなおしゃべりの応酬に、
家族が増えるっていいなあ・・・と、
じーんときました。
結局、山里亮太&蒼井優さんのように
涙がこぼれるような場にはならず、
そのかわり笑顔笑顔の婚約報告会となりました。
我が家らしいっちゃ、我が家らしい(笑)
久しぶりにおいしいワインと妻の手料理に
あっという間に酔っぱらってしまいました💦
いつになく、うめえ!
娘の結婚と父の心模様は
映画やドラマのモチーフになります。
二人が挨拶を来ると知って、息子から
「父ちゃん大丈夫?しっかりしろよ」
とハッパかけられましたが、
僕の場合、思ったほどのしっとりしたドラマはなく、
シャンペンのように弾けるハッピーデーとなりました。
正直ほっとしたような、うれしいような。
こんな娘で申し訳ないような・・・。
意外に寂しさはありません💦
二人とも、おめでとう!
このときの感動をずっと忘れないでいてください。