週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

稲絵アートフェスティバル@北杜市

今日は台風10号が連れてきた雨雲で

八ケ岳南麓は

一日中降ったりやんだりの天気でしたが、

そんな中

北杜市 稲絵アートフェスティバル

を見に行ってきました。

 

会場は、

国道141号線を清里方面に進み15分、

北杜消防署高根分署の道向かいの田んぼです。

 

これが今年の稲絵アートです。

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この絵はいったい何なんだろう?

何かのアニメのキャラクターなのかなあ?

と思ったら、

そうではありませんでした。

 

今年のテーマは「八ヶ岳の縄文文化」。

そのテーマでデザインを募集して選ばれたのがこれ。

高根西小学校の藤原李紗さんの作品だそうです。

 

これがその原案のようです。

稲絵アートデザイン.jpg

なんだかすごくかわいい!!

 

雨だったせいか

見に来ている人は、

なんと僕一人。

 

フェスティバル、っていうには大げさな・・・。

 

でもしとしとと降る小雨の中、

ひとり静かに

原作者の藤原さんの想いに寄り添ったら

縄文時代の人が

田んぼに現れるような気がしました。

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田んぼアートは

昨今あちこちで開催されています。

 

始まりは青森県田舎館村(いなかだてむら)と言われています。

元々田舎館村では黄色や紫色の古代米を

小学校の授業の一環で育て、

稲作文化への理解を深める機会としていましたが、

ただ植えるだけでなく

色の違う稲で簡単な絵を描いたら面白いのではないか、

という村職員からの発案があり、

村おこしの一環として始まったようです。

 

こちらが発祥の地、田舎館村の田んぼアートです。

H30_1「ローマの休日」.jpg

クリックすると新しいウィンドウで開きます

(田舎館村HPより拝借しました)

 

いや、すごいです。さすがです!!

こういうセンスって

稲作文化をベースにする日本人ならではの

遊び心ってやつですね。

 

北杜市のそれは

本家本元と比べたら

・・・

ですが、

デザインのすばらしさやリアリティを問うよりも

未来を担う子供たちの

夢見る心をアートにしようという試みこそが

すばらしい!!

その子供たちに

米作りのつらさも楽しさも

同時に知ってもらおうとするこの試みに

感動!!

 

日照時間が日本一長く、

軽井沢に負けない避暑地として人気の北杜市ですが、

こういう隠れた地元愛・文化愛・遊び心こそ、

本当の北杜市の魅力なのです。