週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

地球の体液、フォッサマグナ温泉@白州

金曜日に

かつての会社の先輩の

軽井沢の別荘に一泊し、

今日午後に八ヶ岳に入りました。

 

軽井沢と八ヶ岳の違いを感じよう、と、

窓を全開にして

およそ2時間ドライブしてわかったこと。

 

軽井沢が「しっとりした避暑地」だとすると、

八ケ岳は「からっとした避暑地」です。

 

軽井沢の方が湿気を感じます。

それが軽井沢の上品さであり色気なんでしょう。

 

僕はというと、

でもやっぱり八ヶ岳の抜けたような

軽やかな空気の方が肌に合っているかな。 

 

さて、今日のメインイベントは、

白州にある「フォッサマグナ温泉」に行くことです。

 

以前から気になっていました。

 

なんだか地球のマグマの底から噴き出すような

なんだか危険だけど

とてつもない効果がありそうなイメージで、

いったいどんな温泉なのか、

ずっと行ってみたいと思っいたのですが、

ちょっと距離があるので

行きそびれていました。

 

クルマを西に走らせること、およそ30分。

ほとんど長野と県境にあるこの温泉は

国道20号線から入って

すぐのところにあります。

 

建物はそっけないコンクリートの

学校の校舎のような

田舎の病院のような感じで、

あまり温泉らしさがありません。

むしろお年寄りが集まる

地域の保養施設、みたいな感じです。

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看板を見てわかりました。

この温泉の正式な名前は

「白州塩沢温泉」というのです。

 

まあ、そういうより、

「フォッサマグナ温泉」と言ったほうが

行ってみたい気になりますが。

 

820円を払って建物の中に入ります。

(いつも思うのですが、北杜市の温泉、

せめて600円ぐらいにならないでしょうか・・・)

ロビーには頼りない筋トレマシンが並んでいて

ソファセットが一つしかなく

湯上り後にロビーででれ~っとするのは

難しそう。

浴場は左手に進んだ突き当りにありました。

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脱衣所はというと、狭い・・・。

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よく行く「パノラマの湯」に比べると

しょぼさは否めません。

 

しかし浴場に入ると

思いもよらずきれいです。

 

湯舟もきれいで

温泉も透明できれい。

「高温湯」と「微温湯」、

それに「露天風呂」があるのですが、

「高温湯」というのが

いわゆる普通の温泉の温度。

 

俄然熱いのかと思いきや、

意外です。

 

そして「微温湯」はというと

ほんとにぬるい。

ずーっと入っていられるくらい

ぬるくて気持ちいい。

 

「露天風呂」は、微温湯になります。

 

お湯につかると

硫黄の匂いがし、

顔をバシャバシャ洗ったら

しょっぱい!

おお、温泉だあ!という感じがしました。

同じアルカリ性のお湯ですが、

近くの「パノラマの湯」や「たかねの湯」とは

確かに一線を画す泉質です。

 

高温湯でドバっと汗をかいて

体を洗ったあと、

〆は露天の微温湯で。

 

昨日、今日と暑い日でしたが、

このぬるさはそんな残暑厳しい夕方にはピッタリで、

でも湯からでて体を外の空気にさらすと

もう秋のような涼しさで、

夏から秋への変わり目には

ほどよくやさしいお湯でした。

 

「フォッサマグナの湯」というのは

文字通りフォッサマグナ(大地溝帯)地帯から

湧出していることから名づけられました。

2つの源泉をもつそうです。

館内の解説プレートには、

「地球の体液」とありました。

なるほど、いいたとえですね。

 

地球の体液はマグマのように熱いのかと思いきや、

体に染みわたるようにやさしく温かい。

母なる地球、

その胎内にいるって

こんなにいい気持なのかな。

 

明日は台風がやってきそうです。

今年もゲリラ豪雨などの被害が出ています。

暴れ始めた地球。

でもその中心に流れる体液は

こんなにも優しく温めてくれる。

 

その名前から

ちょっと危険な荒々しさを感じますが

いざ入ってみると、真逆です。

お風呂から戻って4時間経った今も

まだ包まれたように温かいです。

 

とてもいい温泉に出会いました。

 

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