週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

Go Toで西伊豆の温泉に行ってきたが・・・

GO TO トラベルが12月28日から

1月11日まで一斉に中止になると聞いて、

久しぶりに旅行でも行くか・・・

という気になり、

西伊豆の温泉に1泊旅行をしてきました。

 

振り返れば東京と八ケ岳の山小屋に行ったり来たりばかりで

出張も含めて泊まりで他の場所には

ここ3年ぐらい行っておりませんでした。

 

西伊豆に決めたのは

海があるからです。

山小屋に家を買って非常にわかりやすくなったのは、

他に旅行に行くなら必然的に海になることです。

山もいいけれどたまには海も見たくなるものです。

というわけで

大好きな西伊豆の冬の夕日を見に

いつもの中央ではなく東名自動車道を

西にクルマを飛ばしました。

 

夕暮れ時の西伊豆の海は

とてもいいです。

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道は空いていて

寂しいぐらいの静けさと穏やかさ。

 

夕日が沈む前に・・・と目指して行ったのは

土肥にある温泉旅館でした。

「どうせ35%オフになるんなら

多少はいいとこ泊まりなさいよ!」

と妻に言われ、

ネットで探しあてた宿だったのですが、

しかしこれが残念でした。

 

写真写りはとても良くて

いかにもすべての部屋にお風呂がついているような感じ。

温泉も屋上の展望露天があり

食事も伊豆の食材を使ったフルコース、

ということで期待して行ったのですが

裏切られました。

 

「お部屋はチェックインするまでお楽しみ!」

とあったので、

普通の人は部屋風呂はなくとも海が見える部屋を想像するでしょう。

ですが入った部屋は山側で、

しかも隣家の解体工事で

ガンガンユンボがうなっていて

うるさいのなんのって。

こりゃ早々に風呂に入ろう、と思って

屋上の展望露天風呂に行ったら

浴槽だけでなく洗う場所まで屋外にあって

寒くてとても入る気になれませんでした。

仕方がないので2階の大浴場へ。

ここはここで湯音もちょうどよく

いい温泉でしたけど。。。

 

温泉に入って間もなく夕食の時間。

通された大きなテーブルには

たくさんの料理が乗っていました。

お品書きを見ると

びっくりするほど書き込まれています。

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おおお~!楽しみ!!

と思ったのですが、

よく読むと

バーニャカウダや陶板焼き、鰹のカルパッチョ、

豆腐など、

盛り付けは美しいのですが

これ調理をしたといえないんじゃないかなあ・・・。

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手を加えたものと言えば

ブイヤベースと茄子の煮物ぐらいで

温泉で温まった体はなんだか冷めていく。

味はというと可もなく不可もなく。

一番おいしかったのは

金目鯛の釜めしでした。

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極めつけはデザートのイチゴとアイスクリーム。

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このアイスクリームがカチンカチンで

ドライアイスのごとく唇に張り付いてくる。

どうしたらこんなに固くなるんだろう?

というぐらい固くて

あごが痛くなりました。

 

日本酒を一合飲んだらそれ以上飲む気にはなれず

そそくさとダイニングを後にし

寒くなった体を温めに

また温泉に入りました。

 

囲炉裏もあるしバーもある。

浴衣は好きなデザインを選べるし 

廊下の飾りつけもきれいにしている。

 

でも温泉に求めるものって

部屋・温泉・食事。

これ、3種の神器でしょう。

インスタ映えするような演出はありますが

なんだか張りぼてで騙されたような感じがして。。。

 

一番好感が持てたのは

夕食時にちょくちょくテーブルに来ては

足りないものはないかとか

わからないことはないかとか

お酒はいかがかとか声をかけてくれた

東南アジア系と思しき若い女性の

一生懸命な姿でした。

 

どうした?ニッポン。

おもてなしはどこいった?

見た目なんかにとらわれずに

西伊豆の本質を追求してよ。

 

コロナでつらい時かもしれませんが

こういう時こそじっくり自分たちの魅力を

見つめ直して欲しいなと思いました。

 

いいお湯だっただけに、

これは僕のエールだと思ってくださいね💦