週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

テレワークで思うこと。

僕の周りでも

テレワークが主流になっている今日この頃ですが、

僕が今抱えている仕事のうちの2つが

どうもテレワークに馴染まない仕事で

ご時世に反して

毎日打ち合わせに相手先の仕事場に行ってます。

 

一つの会社ではこんな感じ。

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リアル打ち合わせとテレビ会議の合わせ技です。

2つのモニターには

クライアントの関西支社と東京支社の2つが映し出されており、

モニターの下、

テーブルの上に乗っているノートPCには

本来ここにいるべき社員が在宅で

音声参加、という、

総勢15名ほどの極めて複雑な会議です。

 

これをセッティングするのに

1時間近くかかるよう。

 

しかもこの会議内容はというと

とあるデザインのプレゼンテーションです。

 

A案の②を見てください。

次にB案の①を見てください。

比較すると

色の違いがお分かりになると思います・・・

 

みたいなことをこっちで言っても、

 

え、すみません、いま音声切れました。

とか、

PCが違うので色の違いがよくわかりません。

とか、

もう内容の議論に行く前に

いきなり困難の山です。

 

一堂に会せばものの10分で終わる会議が

延々2時間かかりました。

 

そんでもって

一週間後にまた

ブラッシュアップ版を再提案となりました・・・。

 

もうぐったりです。

 

この打ち合わせが終わった夕方、

また別の会社の打ち合わせに顔をだしたら、

ここは逆にお堅い会社で

社内のビジネスメールは透明性を記すために

部員全員に展開されるシステムになっており、

しかもリスク管理上

USBに入れて家に持ち帰ったり

転送したりができないので、

会社に来ないとメールが見れません。

ですので、テレワーク推奨のご時世に関わらず

全員が出社しています。

 

僕はフリーランスなので

いつでもどこでもPC作業が出来るような環境になっているので

もちろん外部流出みたいなリスク管理はよーくわかりますが、

このままじゃ生き残れないんじゃないかなあ・・・

などと思ってしまいました。

 

新型コロナウイルスは

経済社会に未曽有のダメージを与えています。

僕のようなフリーランスは

その影響をあからさまに肌で感じます。

来期は想像を絶するほど売り上げのメドが立たず

途方に暮れるしかありません。

 

それでもある意味

身軽で、今の時代のビジネススタイルに

かろうじてついていっている気がするので、

ゼロにはならんだろうな・・・

みたいな楽観視をしていますが、

顔を突き合わせないといけない仕事もあれば

そうしなくてもできる仕事もたくさんあって、

でもそれぞれの仕事内容に見合った環境が

即座にできない日本の不器用さというか遅れというか、

そういう姿を見ると

携帯電話におけるガラパゴスが

日本のビジネス環境にも当てはまるのではないか、

ととても不安になります。

 

そもそもテレワークって

なんだか電話で仕事するみたいなイメージで

リモートワークの方が合うんじゃないの?

と思っていたのですが、

在宅勤務で出来る仕事もあれば

顔を突き合わせないとできない仕事もあるし、

会社じゃなきゃできない仕事もある。

要は仕事の内容によってフレキシブルに対応する

そんなビジネス環境の日本になるべく

社会の価値観を変えるには、

この危機から学ぶべきことが

たくさんあるような気がします。

 

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