八ケ岳イチのデートスポットといっても
いいのではないでしょうか。
晴天の今日、「サンメドウズ清里」に行ってきました。
”標高1900mのプライベート空間”
と謳っているように、
写真で見る限り
頂上の清里テラスから見る南アルプスの雲海は
まさにインスタ映えの絶景。
(サンメドウズ清里HPより)
半分は八ヶ岳に住んでいるのなら
一回は経験しとかんと・・・
そんな思いでした。
しかし、その清里テラス(頂上)に行くには
リフトに乗らないと行けないとのこと。
トレッキングがてら歩いて登ろうと思っていたら、
雨などの影響もあって
歩いては登っていけないとのこと。
でもよく聞けば
降りてくるのは大丈夫、というではありませんか。
つまり、リフト券1800円を払わないと
清里テラスには行けないのです。
入場券みたいなものです。
1800円で他のリフトも乗り放題ですよ、
と言われたのですが、
妻の分も合わせたら3600円もします。
お互い顔を見合わせて、
だったら乗らないよね~
ラブラブだったら乗るけどね~
ということで一致しました。
しかし、せっかく来たのだから
周辺をトレッキングしてみようと
ドッグラン広場の方に歩いていきました。
すると走り回る犬の先に
ロッジ(カフェ)が見えます。
パンフレットを見たら
そこは清里テラスではなく清里カフェ。
どうやらここまでは歩いて行けそうなので
えっちらおっちら歩いて登って行きました。
歩くこと15分。
この清里カフェでランチすることにしました。
清里テラスからの眺めにはかなわないでしょうが
青空を切り取る北岳が目の前にそびえ
遠くで見る八ケ岳とはまるで違う。
たかが15分程度しか登っていないのですが
ずいぶん高いところまで来たという感じがします。
そうして振り返ると南アルプスが広がっています。
さあて、いよいよランチの時間。
妻はマルゲリータ(1300円)を、
僕は茄子のボロネーゼ(1200円)を注文。
でもしょせんカフェなのだから
それじゃ足りないだろうと
フライドポテトを1つ注文しました。
ところがどっこい、
いい意味で目論見ははずれました。
そのボリュームはかなりのもの。
上品とは言えないかもしれませんが
味だってガツンと来るうまさです。
ボロネーゼなんぞは
ひき肉が塊になってゴロゴロと麺にからまっていて
食べ応え十分。
考えてみたらここはスキー場のレストラン。
体育会系の食堂なんですね。
フライドポテトは余計だったね・・・
なんて言いながら北岳を眺めていたら
遠くスキー場の斜面を鹿が2頭横切っていきました。
空を見上げると
高い所の筋雲と中間にあるもくもくした夏の雲、
低い所にある霧のような雲が、
それぞれ違ったスピードで流れていて、
空が立体であることを改めて感じさせてくれます。
のんびりとそんなことを思っていたら、
いつの間にか全部完食していました。
腹いっぱいになったところで
麓のセンターハウスまで下ります。
センターハウスの前では
お店が数店ほど出店していて
覗いたら採れたての野菜や果物が並べてありました。
甘いよ!と言って勧められたトマトの値段を聞くと
200円。
甘酸っぱいよ!と言って勧められた苺の値段を聞くと
200円。
シャキシャキだよ!と言って勧められたレタスの値段を聞くと
150円。
こうなったら全部いただきます!
と言って550円を用意して会計に行ったら、
350円です、と言われました。
ええっ?550円じゃないの?
と思ったのですが、
会計の人の頑なな姿を前に350円を渡して
お店を後にしました。
清里カフェでは思いもよらぬ味とボリューム。
麓のセンターハウスでは思いもよらぬラッキー。
ロマンチックな頂上の
清里テラスまでは行けなかったというか
行かなかったですが、
お値段以上の体験をさせていただいた
中年夫婦でした。