週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

マスクをするようになって良かったと思うこと

コロナがニュースで取り上げられるようになった頃、

外出するときしょっちゅうマスクを忘れていました。

今では、財布・携帯・マスクの3つが

外出するときの3種の神器。

ほぼほぼ忘れないようになったし、

クルマの中や山小屋などにはマスクを置いております。

 

そのマスクですが、

最初の頃はするのにとても違和感があって嫌でした。

息はしづらいしメガネは曇るし、

口の周りは汗でかゆくなるし・・・。

それは今でも変わらないのですが、

一つだけ、あ、マスクって便利、と思うことを

仕事の場面で発見しました。

 

僕は仕事柄クライアントの前でプレゼンテーションするが

とても多いのですが、

大事なプレゼンだったり緊張を強いられる場面になると

メガネを外すことにしています。

なぜかというと

相手の表情が見えなくなるからです。

 

相手の表情の変化を見逃さずに

臨機応変に対応することはとても大事です。

そう教わってきましたし

それを実行してきました。

ですが、話している最中に相手が嫌そうな顔になったり

暇そうにしていたりしている姿を見ると、

焦ってしまいます。

そうすると

やばい・・・今の話、まずかったかな・・・

などと頭の中を反省が駆け巡り、

パニックになって

プレゼンが失敗することもありました。

 

そうならないためにも

メガネを外すことによって

相手の表情がわからなくなるようにするのです。

 

視線を外すのとは違うので失礼には映りません。

質問などが来たら相手の顔を見て話しているのですが

目と目を合わせているだけで

相手の顔はわかっていません。

 

そのかわり企画書やプレゼンのシナリオは

完璧にするように心がけています。

 

さて、マスクの話に戻りますと、

マスクもこれと同じ効果があります。

 

仕事に限らずプライベートでも

僕は人と一緒にいるととても疲れてしまうタイプです。

笑ったりうなづいたり、身振り手振りを交えて話したり、

その場を感じて話題に緩急をつけたり、

決して下手な方ではないと思うのですが、

終わったあとの疲労感がすごいのです。

特に最近それが顕著になってきました。

 

相手を不快にさせまい、場をもりあげなきゃ・・・

と無理をしているのだと思います。

 

マスクをするようになって

なんだか自分の表情が相手に知られていないと思うと、

その時の自分の感情や気持ちに素直になれるというのでしょうか。

とても穏やかに、

終わったあとも以前より疲れなくなりました。

まあ、もちろんこれも相手や場面に寄るのですけどね・・・。

 

実は僕は耳が敏感で

大きな声や突然の音、罵声やバイクの音などが苦手です。

携帯電話の音もダメです。

わけもなく不安になってしまいます。

そこで、「耳マスク」なるものはないだろうか・・・。

と思っています。

早い話が補聴器の逆です。

そんなときはイヤホンをするといい、と、

とある本にありましたが、

イヤホンはしていると見えてしまいます。

補聴器の形をした減音器みたいなものなのかな、

とも思ったのですが、

この人耳が遠いのかな、と思われて、

余計に大きな声でしゃべられたら

逆効果だしなあ・・・。

 

目も表情も耳もこんな悩みは

それをできないハンディキャップを持った人にとっては

怒りを買うような話かもしれませんが、

最近HSP(Highly Sensitive Person)という人が

話題になっています。

 

どこかで”見えない耳マスク”ないだろうか・・・?