週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

煙突掃除をしてもらったが・・・

昨日原村の「森の便利屋さん」のMさんに来てもらい

煙突掃除をしてもらいました。

www.benriya-athome.jp

 

夏前からお声がけさせていただいていたのですが

天候やお互いのスケジュールがかみ合わず

やっと昨日実施に至った次第です。

 

まずは薪ストーブと煙突をはずし

 

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煙突の下にススを受けるビニールをかぶせます。


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Mさんが屋根に上り

もう一人の方が下で補助をするという二人体制です。

 

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Mさんはロープを煙突に巻き付け

 

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装備も万全で、

その仕事姿はカッコイイ!

生まれ変わったらこういう仕事をしたいなあ・・・

なんて思いつつ、

最初は煙突掃除ぐらい僕がやろうと思っていたのですが

やっぱりやめておいてよかった!

と思いました。

 

ギックリ腰と高所恐怖症の僕にはやっぱ無理・・・💦

 

作業時間は1時間もかからなかったと思います。

お値段はジャスト2万円。

 

出てきたススがこれ。

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週末とは言え4回の冬を過ごし

結構やばいことになっているのではないか・・・

と心配していたのですが、

その量とサラサラのススの状態に

とてもベストな燃え方です!

とお褒めの言葉を頂きました。

 

Mさん:「相当いい薪をつかっているでしょう?」

僕:「いいえ。松とか杉とかその辺の木を伐って使ってます」

Mさん:「じゃあ、かなり乾燥させていますね」

僕:「ええ、まあ気を付けていますが、結構適当です💦」

Mさん:「じゃあ燃やし方が上手なんですよ」

僕:「ええ、まあ」(照れ照れ)

 

憧れの人に褒められたようで

とても嬉しかったです。

しかしMさん、薪ストーブより

僕の敷地内にあってお隣との境にある

直径40センチぐらいになる5本のカラマツと

1本のナラが気になっていて、

これは切ったほうがいいですよ、と進めてきました。

 

実はこれまで何人かの人に相談していたのですが

結構しっかりしてそうだから大丈夫でしょう・・・とか、

クレーンを入れるとなると40万とか50マンはするでしょうね・・・とか、

言われていて

”なんとなくまだいいか”みたいな気持ちでいたのですが、

屋根は松の樹液で色が変わって

枝や葉がいっぱいたまっているとのこと。

 

2年前の台風でたくさんの木が倒れた原村は

いまどんどん木を伐る意識に皆さんがなっているらしく

1年に800本もの木を伐ってMさんのやり方は

クレーンを使わず

一本一本木に登って上から刻んで切っていく

というレンジャー的人海戦術なので

クレーンの入らない場所での仕事が

ものすごく増えているようなのです。

 

どうやら本当の野生の松はまっすぐ下に深く根を張るのですが

植林した松はその一番深く張る根を切って植樹するので

どんなにしっかりしてそうに見えても

いつどこで倒れるかわからないとのこと。

そして倒れかかったり折れたりしてから処分しようとなると

かなり難しい作業になり

金額も倍ぐらいになるのだとか・・・。

 

そんな話を聞いて

じゃあこの6本全部切ってもらっていくらぐらいか聞いたら、

色々な角度から眺めたり

切った木の処分方法などを打ち合わせた結果、

およそ35万+税ぐらいでしょうか、

とのこと。

日数はというと

4人体制で最低丸4日、

重労働なので一日休みをもらうので

なんだかんだ1週間ぐらいかかるかも・・・とのことでした。

 

最初に相談していたクレーンを入れるやり方より

予算も安いし近隣にも迷惑をかけない。

なによりもしも倒れたら・・・なんて

喉にささった魚の骨のように気になることが消えるのであれば

精神衛生上きわめてよろしい。

そして切った木は

きっと2~3年分の薪になることを考えたら

元を取るまでにはならないけれど

決して高い金額ではない。

 

こりゃやっぱりやってもらうしかないか・・・。

 

やるんだったらこの年末から来年の春先までが

木を伐るシーズンなのだとか。

 

山小屋に住むのは

東京では考えられないような出費があることを

あらためて考えさせられました。