週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

ベースキャンプから山小屋へと進化@「mountain*mountain」(北杜市)

八ケ岳の冬のmountainは素晴らしい。

mountainが連なった南アルプスは最高。

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そんなmountain&mountainを眺めながら

山への放浪へと冒険心をかき立てるお店、

それが手品のようなスパイスブレンドで

他には絶対に出せないエスニックな味を醸し出す

mountain*mountain」です。

mountain-mountain.jp

 

最近行っていなかったので

久しぶりにランチに向かいました。

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ここの駐車場は砂利道でちょっと苦労するので

レガシーで行こうとしたのですが、

せっかくなのでアバルトで。

11半の開店めがけて行ったら空いてて大正解。

イタリア車、似合うじゃん!

なんて自己満足したりして・・・。

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店内に入ると若い女性の方が笑顔で明るく迎えてくれました。

 

あれっ、新しいスタッフの方かな?

 

案内してくれた席は

南アルプスを望む特等席。

僕はグリーンカレーに

ドリンクはホットジンジャーシロップをオーダーしました。

(¥1,540-税込み)

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ジンジャーがたっぷり入った甘い飲み物は

体の芯からあたたまる。

右隣には薪ストーブが燃え

目の前からは日差しが入る。

もうポカポカで

思わずお水をおかわりしました。

 

まもなくグリーンカレーのサラダがやってきました。

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このサラダ、見た目はごく普通のサラダですが

マリネートされたドレッシングが

他のお店にはない別次元の味。

そうしてこのえびせんがまたおいしいのです!

このえびせん単品もあって

えびせん目当てに来る人もいるくらいですから。

 

そんなサラダを平らげ

目の前のmountain&mountainを眺めていたら

メインがやってきました。

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あれっ、ちょっと以前より殺風景な気もするが

これはこれでスマートだぞ。

ひょっとして前はサラダもワンプレートだったかな。

 

そうして味はというと

相変わらず絶妙なスパイス加減。

唯一無二ともいえる孤高の辛さは

新しい細胞が目覚める不思議な力があるようで

食べれば食べるほど体のマグマが

燃え盛っていくのがわかります。

薪をくべるほど大きくなる炎のようです。

 

しかし、それにしても雰囲気がちょっと以前と違う。

明るいのです。

以前は寡黙なマスターが黙々と料理を創り

年配の女性、多分お母さんなのでしょうか・・・

らしき女性が

静かにサービスをしてくれた記憶があるのですが。

 

そう、その若い女性の方が

mountain*mountainを照らしているのです。

 

僕は一番最初の客でしたが

12時近くになると次から次へとお客さんがやってきて

それもみんな常連さんのようで

親しそうにしゃべっています。

 

ソロのベースキャンプから

たくさんの人が集まる山小屋へと進化した、

そんな感じがしました。

 

食事を終えBE-PALなんぞを読み

ひとしきり落ち着いたところでお勘定。

PayPayで払おうと携帯を出したのですが

今一つ支払い方がわからず右往左往していたら

僕の代わりに操作をしてくれました。

その時の笑顔が妙にデジタル決済にマッチしていたことを

不思議に感じました。

 

ひょっとしてマスターのパートナーなのかなあ・・・?

それとも純粋なスタッフさんなのかなあ・・・。

 

ともあれ女性の笑顔というのは

季節を忘れさせてくれる。

厳冬の「mountain*mountain」は

春のように温かかったです。