週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

義理チョコこそ本命の還暦世代

今日は打ち合わせがあり

顧問的立場で関わっている会社に出社しました。

週1日という契約なのですが

コロナでリモートが多く

出社するのは月1がせいぜい・・・

ぐらいの頻度だったので

久しぶりの会社でした。

 

1か月ぶりに行く会社のデスクは

もう荷物置き場になっていたのですが

その隅っこの方になにやら袋が置いてあります。

 

なんだろう?

と開けてみたら

チョコレートでした。

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かわいいイラストの箱に

シールが張ってあって

そこには

「いつもありがとうございます 営業部女子一同」

とありました。

 

・・・!

 

うっ、うっ、うっ、、、

うれしいィィィィィ涙!!

 

きっとこれは

バレンタイデーに置いてくれたものだと思います。

 

ええ、もちろんわかってます。

わかってますとも!

これが義理チョコであることを。

いやいや、本命だったらむしろ

笑っちゃうぐらい怖いじゃないですか。

 

でも僕のように一人で仕事をしている身にとっては

ましてや還暦になろうとしているおじいさんにとっては

義理でもいい、

若い女子からのチョコレートは

「一緒の仲間ですよ、がんばりましょうね」

という励ましのエールなのです。

 

60歳になると

これまで会社員だった人は

これまで務めてきた会社にピリオドを打ち

新たな選択の道を迫られます。

その時に昔の肩書や成功譚をかざす割りには

何にも役に立たない人になりがちです。

そうして大幅にカットされる給料や

ポジションに納得できず

結局1年ももたずに辞めてしまい

社会のシステムを嘆く輩が多いですが、

そんなことを言う前に

給料よりも立場よりも

若い人たちと一緒にできることを有難く思ったほうが

よほど仕事が楽しくなると思います。

そもそも会社にピリオドを打たれた時点で

当たり前だったことが当たり前じゃなくなるのですから。

 

義理チョコなんてもらって当たり前、と思っていたら

大間違い。

義理チョコが人生の本命チョコになるんです。

 

僕はこの会社に大したこともせず

一緒にアイデア会議に出たり

企画書の相談に乗ったりしてあげているだけの

潤滑油のような存在でしかないのですが

うそでもいいから

こうして気に留めてもらっていることは

本当に嬉しいことです。

 

人生これからは好きなことを・・・!なんて

還暦人は大体気負いますが、

ほとんどが好きなことが見つからないという

袋小路に入り込んでしまいます。

そんなときは

若い人(特に異性)の仲間に混ぜてもらえる

仕事(職場)を見つけると

それが好きなことになったりするんじゃないかと

思います。