週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

還暦を家族に祝ってもらった

遂に還暦を迎えました。

迎えてしまいました!

 

なんと嬉しいことに

家族が集まってお祝いの食事会を開いてくれました。

 

場所は明治記念館の「羽衣」というレストランです。

 

家の近くにあるのに通り過ぎるだけ通り過ぎて

行ったことのない場所でした。

とても立派な庭があって

こんなに気持ちのいい空間が広がっていたなんて

思いもよりませんでした。

 

集まってくれたのは

長女夫婦とその赤ちゃん(要するに孫)、

長男が大阪から、

そして義妹夫婦です。

 

僕はパーティーなどの場で主人公になって

担ぎあげられるのがとても苦手でして、

(その逆は仕事でもたくさんやっていて全然平気なのですが)

恥ずかしいなあ・・・

大げさだなあ・・・

なんて緊張してしまったりするのですが、

今回は最強の助っ人現る!

ようやくつかまり立ちができるようになった

孫娘です。

元気いっぱいにキャッッキャ言って

畳の貸し切り部屋を転げまわる孫に

一同大はしゃぎ。

 

60歳以降はどんな生き方を・・・?

なんてお題が飛んできた時に備え

一応それなりに答えを用意してきたのですが

そんな話題に一切ならず、

みんなの視線は孫娘に集中。

 

良かった~。

考えてみれば60歳以降の人生なんて

目標を決めてそこに向かって・・・

なんて生き方はしたくない。

毎日毎日ちょっとした変化を発見し、

毎日毎日変化しないことの不思議を発見し、

そうやって積み重ねていく時間に

自分を寄り添わせながら

感じたことや思ったことを表現に移していく、

ということでいいと思っている。

その表現が

土を耕しているかもしれないし

チェンソーで木を伐っているかもしれないし

鉄鍋料理をしているかもしれないし

ギターでBUMPの新曲を練習していることかもしれないだけ。

 

来るものは拒まず。

去るものは追わず。

時として来るものを拒む勇気の剣をもって。

時として去るものを送り出す信念の盾をかざして。

 

食事が終わってその足で大阪に帰る息子に

大阪ライフを楽しめよ!

と言ったら、

父ちゃんも自分の人生を楽しんで生きな。

と言われました。

 

見た目能天気なマッチョゴリラのくせに

時々こやつは深いことを言う。

 

そうだな・・・。

自分を置いてけぼりにしちゃいけないな。

自分の人生なんだからは主人公でなくちゃな。

それが一番大事なことなのかもしれないな。

 

たぶんタクシーの中で

今頃は疲れ切って眠りに陥っているだろう孫娘をお手本に

主人公を生きるというイメージトレーニングをしながら

こんなお祝いの会を開いてくれた家族に

感謝感謝の一日でした。