週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

雨の日にはレゲエに焼き鳥

本日八ヶ岳に入りました。

道中はずっと雨が降ったりやんだり。

午後の4時過ぎに山小屋に着いたのですが

長坂から標高1000メートルの

我が山小屋への上り坂は

道路が川のようになって水が押し寄せ

車高が低いスポーツタイプのルーテシアにとっては

初めての経験になるのかもと思い、

ゆっくりゆっくりその川を越えて行きました。

 

到着して温度・湿度計を見ると

室温21度、湿度70%。

湿度がありましたが

東京のマンションの70%とは全然違って

さわやかな感じがしました。

 

着いて早々に風呂を沸かし

じっくりと体を暖めました。

 

風呂を出て缶ビールを飲みながら

リビングの窓を開けて涼んでいたら

ちょうど時計の針が6時半を指したころ、

ヒグラシとアブラゼミの鳴き声が

遠くで聞こえ始めました。

そしてそれは徐々に近くへと伝播し

まもなく家の雑木林での大合唱となりました。

 

雨の日でもセミは鳴くんですね。

 

でも不思議なことに

6時40分ぐらいになると

アブラゼミの鳴き声が止み

ヒグラシのオンパレードになりました。

 

カナカナカナ・・・

カナカナカナ・・・

という鳴き声は

夏の終わりの儚さを感じさせますが

どっこいまだまだ7月です。

ヒグラシは季節の初めとか終わりとか関係なく

光の量によって鳴くのかもしれない・・・

なんて思っていたら、

7時を超えたあたりからヒグラシの鳴き声が消えて

その代わりまたアブラゼミの鳴き声が聞こえ始めました。

夏はまだまだ終わらんぜよ!

と言っているかのようです。

 

夜の帳を告げるヒグラシ。

夏の夜を告げるアブラゼミ。

どうぞどうぞと

お互いが譲り合って夏を歌っている姿に

なんだかあっけなく終わった参議院選挙が

別の意味で重なりました。

 

すっかり暗くなったので

窓を閉めて音楽を聴くことにしました。

amazon primeで見つけた

「レゲエ・サマー」というチャンネルに合わせました。

 

僕はレゲエが大好きで

新婚旅行は人生最初の海外旅行で

しかもジャマイカだったりしたのですが、

学生時代の夏、雨が降っている日は、

レゲエを聴きながら焼き鳥を焼いて

ビールを飲むというのが大好きな行事となっていて、

一時本気でジャマイカで焼き鳥屋をやりたい、

などと思っていたことがあります。

 

まあそれはどうでもいい事なのですが、

「雨音はショパンの調べ」

なんて歌もあったし

「雨の日にはクルマを磨いて」

なんていう短編小説もあったりしますが、

僕にとっては

「雨の日にはレゲエに焼き鳥」ということで

夕飯はスーパーで買った焼き鳥を齧りながら

スーパーカップの日本酒で

八ケ岳の夜の二次会を満喫したいと思います。

 

おやすみなさい Jah People!