週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

八ヶ岳でやる気が起きないときは酒を飲んで過ごそう

今日3週間ぶりに八ヶ岳に入りました。

1泊2日の弾丸行程です。

 

去年までは毎週行けるのだから雨模様だったら行かない、

という考えでいましたが、

この4月からはフルタイムで働き始めたので

せっかくの週末なのだから雨模様でも行こう、

という気持ちに切り替わりました。

 

3週間ぶりの八ヶ岳は

濃い緑に覆われていました。

蒸し暑い、といってもちょうどいい温度。

窓を開けるとアブラゼミにヒグラシが混じって大合唱。

同時に草の蒸す匂いが鼻を突いてきます。

この匂いはとても好き。

ああ、もうすっかり夏なんだあ、、、と実感しました。

 

八ヶ岳に着いたら北側の小枝をかたずけて

東側の草をむしって

できたら南面の雑木林の草でも刈ろうと思っていたのですが

今週一週間の疲れが小雨によって増幅されて

何もする気が無くなり、

4時半にはシャワーを浴びて

5時ぐらいから飲み始めました。

 

そうしてアマゾンミュージックでレゲエステーションを選んで

懐かしのレゲエを聞きながらぼーっと薄暗い庭を眺めて

しばらく過ごしました。

 

レゲエミュージックは一人山小屋での暮らしでは

なくてはならない存在です。

冬の寒いときは気持ちを和らげてくれて

夏の暑いときは南の海を思い起こしてくれます。

その南の海とは

僕にとってはジャマイカです。

生まれて初めての海外旅行が新婚旅行で

行き先がジャマイカだった僕にとって

ジャマイカは今でも強く記憶に残っている場所です。

公共のバスに乗ったとき

ラジオから流れる音楽に

乗客の一人が歌い始め

それに合わせて隣の一人が踊り始め

しまいには乗客全員がバスの中でゆっさゆっさと踊っている、

そんな体験をしたのは生まれて初めてでした。

 

酔いが回っていくうちに

ここ数週間の出来事を思い出していました。

 

社長が変わったこと。

部下が昇格したこと。

それらは自分の意志で動かせないこと。

 

八ヶ岳友達のYさんが6月末で仕事を完全リタイアし

東京の住居を出払って

八ヶ岳と実家との行ったり来たり生活に変わったこと。

義理の息子のお父さんがやはりこの6月で会社役員を退任し

週一の顧問として働くことにしたこと。

それらは自分の意志で成し遂げたこと。

 

そして昨日

サラリーマン時代の同期のK君が突然脳卒中で死んでしまったこと。

それは自分の意志ではどうしようもできなかったこと。

 

ネットを見ていたら

奄美大島で暮らしているIMALさんが

「やる気がないときは何もしなくていいんだよ~。

何もしないでお酒飲めばいいのよ~と島の人に言われ、

元気になった」

と言っていたことを思い出した。

 

思い出しすぎるのはよくない。

そろそろビールからジンへと切り替えて

南の島にいるつもりで

アバルトのYouTube動画でも見まくって

いつのまにか寝てしまおうと思います。