週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

今日の料理は「鶏蒸蔵」(とりむすぞう)

昔子供が大好きだった料理を

久しぶりに作ってみました。

 

といっても蒸し鶏です。

小さい頃から子供たちは蒸し鶏が好きで

アウトドアでも作ったのですが、

キャンプで「鶏を蒸すぞ~」と掛け声をかけたことから

「鶏蒸蔵」(トリムスゾウ)という名前になって

それから我が家の定番になりました。

 

作り方はいたって簡単です。

スキレットに水を入れ

その上に網を敷いて

その上に塩コショウした鶏肉とネギ、

ニンジンなどを乗せて

30分ほど蒸すだけです。

 

この中身が30分ほど蒸すとこうなります。

 

この料理のいいところは

同時にスープも出来てしまうことです。

 

スキレットにたまったスープを別の鍋に移して

そこに同じ分量の水と足し、

きのこなどの野菜や

足りなかったらブイヨンなどを加えて煮たら

それでもうおしまいです。

 

色がちょっと黒っぽく

あまりおいしそうに見えませんが、

これは鉄鍋で蒸して出たスープの証。

上品さはないですが

ワイルドさに満ちています。

 

今日はこの「鶏蒸蔵」とそのスープで

妻と二人でご飯にしました。

脂の落ちた蒸し鶏はサッパリしておいしく、

その脂でつくったスープは濃厚で

他におかずはありませんでしたが

ご飯がどんどん進みます。

 

あの頃これを囲んだ二人の子供たちは

独立して家を出て行ってもういませんが、

なんともいえなく懐かしくなって

思わず食卓が弾んでしまいました。