週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

武川に出来た人気カフェに行ってみた@「土間カフェ」(北杜市武川)

Yさんと過ごした週末の土曜日、

また素敵なランチのお店を見つけました。

お世辞抜きに八ヶ岳のヘビロテ入りにしたいと思ったので

ご紹介します。

 

名前は「土間カフェ」。

場所は武川。

国道20号線の牧原交差点から入ってすぐのところにあります。

アニメ「ゆるキャン」の聖地ど真ん中といった場所です。



昔の民家をリフォームしたのかな。

シンプルでおしゃれな外観です。

 

暖簾の色使いと力が抜けた程よいロゴタイプが好感が持てます。

そしてこの暖簾の隣にバン!とカラーでメニューが貼ってあるのですが

ちょっとこれは・・・💦と思ったものの

思わず見入ってしまうのは戦略なのでしょうか。

ファミレスにもないような派手なメニューですが

なになに・・・。

見るとフライ定食、カレー、カツサンドなどのほか

パフェやクリームソーダ、スカッシュ、スムージーといった

JK軍団が大喜びしそうなメニューがズラリ。

しかも値段もそれほどでもない。

 

妙に心がはしゃいで暖簾をくぐると

そこは”落ち着け!”と言わんばかりの

土間のような静謐な空間がぽっかりと僕らを迎えてくれました。

 

さて。

それでもワクワク気分が冷めやらない僕は

「エビフライのカレー」(950円)を注文しました。

Yさんはというと

「彩野菜鶏照り焼きのせカレー」(950円)を注文。

 

初めにやってきたのは前菜です。

すべて地場の野菜を使った料理ですが

このポテトチップスも自家製なんですって。

パリッパリのカリッカリ!

うーん、ビールが欲しくなる~!

 

そして間髪おかずやってきたカレー2種です。

写真だと小さく見えるかもしれませんが

十分にボリュームがあります。

真ん中にあるのは巨大サイズのおにぎりのようなライスで

このライス、実は「武川48米」という

この土地の希少極上ブランド米を使っております。

しかもこの時期ですから新米です!

まずいわけがない。

カレーはというとしっかり辛くて

それでいて庶民的なおなじみの味。

Yさんとのおしゃべりもそぞろ、

一心不乱にカレーに没頭してしてしまいました。

 

食後のコーヒーは

この後Yさん宅でいただくことになっていたので

頼みませんでしたが、

このカフェではコーヒーよりもパフェやスカッシュを頼むのが

王道かもしれませんね。

そういう意味では別腹持ってる

若い女性にはたまらないと思いますよ。

 

食事を終えて会計時に

素敵なオーナーご夫婦とちょっとお話したら

この3月にオープンしたてのようです。

まだ11時半ぐらいでしたが常連さんらしきお年寄りの女性が

オーナーとおしゃべりしながらカフェを楽しんでいました。

 

八ヶ岳にはいくつもカフェがあります。

古民家を改装したカフェが多く

食材にこだわったほとんどのお店は

”スローライフ”の申し子といえるでしょう。

都会から来た人は

ああ、これこそ本来のあるべき食だと気づかされます。

ただ一方でそこには

どこか現代の食へのアンチテーゼが漂います。

ゆえにおいしいという感想と同時に

うしろめたさを多少なりとも感じてしまします。

 

この「土間カフェ」にはそれがない。

 

お腹がすいたら武川のご飯ととれたて野菜をお食べ。

のどが乾いたらソーダもスムージーもあるよ。

3時になったらパフェ食べていっぱいおしゃべりしてね。

 

そんなふうに現代を全部受け入れてくれながら

昔懐かしいスローライフを教えてくれるのです。

 

こんなカフェが学校の帰り道にあったら

絶対買い食いのたまり場になるだろうな。

 

いやもとい。

東京への帰り道にあったら

絶対二地域居住者同士のたまり場になるだろうな。

 

そんなことを見越してか、

敷地以外にも駐車スペースもあります。

そんなことを見越してか、

予約はできません。

 

どうやら今話題のカフェですので

絶対行きたいと思ったら早めに行動してください。

どんな時でもオーナーご夫婦の笑顔が

マスクの奥で優しく迎えてくれますよ。