昨日八ヶ岳に入りました。
この週末に飲むお酒を調達しようと
途中の戸田酒販に寄ったら
やたらカラフルでおしゃれなラベルやボトルが並んでいる棚が
目につきました。
「ジン」のコーナーでした。
「ジン」といえばジントニックぐらいしか浮かびません。
バブルの時女性をはべらせハードボイルドを装って飲む
ぐらいの体験しかしたことがありません。
そのジンがこんなに豊富にあるとは・・・!
驚いて店員さんに聞いたら
いまひそかに日本製のジンがブームなのだとか。
そんでもって山梨ご当地のクラフト・ジンがとても人気なのだとか。
これがその山梨ご当地のクラフト・ジンです。
「GEEKSTILL」(ギークスティル)という
甲州の小さな蒸留所で作られているジンです。
弊社は田舎町で蒸留酒の製造販売をしている小さな蒸留所です。生産本数もとても少ないですが、天然のボタニカルから香りを取り込んで、季節や情景を感じられるお酒造りを目指しています。
正直500mlで4900円は高いなあ・・・と思いましたが
それ以上に興味をそそられるというもの。
思い切って買ってみることにしました。
そうして夕食も風呂も済ませて
グラスに氷を入れてジンを注いでなめるように口にしました。
おおお、これぞジン!
薬草のにおいが鼻を突くのですが
ウイスキーにも焼酎にもない突き放した独自の風味が
30年以上前のハードボイルド気取りの時代に
タイムスリップさせてくれました。
あの時飲んでいたジンより明らかにフレーバーが強い。
でもそのフレーバーは華やかで
”おしゃれしたお酒”というべき非日常感を味合わせてくれます。
僕が飲んだのは
ベリーの香りにブドウの花の香りをプラス、とありましたが、
そういわれるとまさにそんな感じ。
飲む香水のようです。
これは新しい楽しみ方発見・・・!
そう思いながら「GEEKSTILL」社のHPをのぞいたら
山梨県はフルーツ王国という顔の裏側には、出荷基準に満たない果物の大量廃棄の問題が潜んでいます。我々が必要としているボタニカル素材は、傷や変形等は一切問題がありませんので、出荷基準に満たない果物も多く採用させていただいております。廃棄全てを無くすなどとおこがましいことは言いませんが、 農家さんが苦労して育てた果物の廃棄が多少でも減る事に協力できればと考えています。
そして、
ボタニカル素材の選別やクリーニング、ボトルキャップの仕上げ等を障害者支援施設に委託しています。ハンディキャップのある方々の力を借りて、この製品は創られています。
とありました。
こういう理念に弱い僕。
じわりと心を潤ませながら
薪ストーブの炎を眺めながら
今日はいい夜を過ごせそう。
山梨県は日本酒もワインもそうですが
地ビールも焼酎もあり、
さらにはジンまで作っている。
世界の中でも屈指のリカー天国ではありませんか!!
富士山が見えるとか日照時間が長いとかの理由で
人気の山梨県ですが、
”リカー天国”でもあります。
リタイア後の移住には最高の場所ですよ~。