週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

今日から僕の夏休み

今日八ヶ岳に入りました。

1泊2日の弾丸旅行です。

 

日が傾きかけた時刻の雑木林はアブラゼミの大合唱。

でも徐々にそこにヒグラシが混ざり始め

6時ごろにはアブラゼミが消えて行って

ヒグラシ一色になりました。

そして7時前になるとその鳴き声が

どんどん近づいてきて

大音量と化してくる。

ゴスペルの最終章を聞いているかのようで

感動してしまいました。

 

東京で聞く蝉の鳴き声には暑さを増しますが

八ヶ岳で聞く蝉の鳴き声には涼しさを感じるのはなぜかなあ。。。

 

室内の温度は26度と25度を行ったり来たり。

窓を開けっぱなしにしていると

西から東へと時折風が抜けるのですが

そのたびにひんやりとかき氷を食べたような涼しさが

肌をすり抜けていきます。

 

気持ちよくて気持ちよくて少しうとうとしていたら

気が付くと夜のとばりが降りていました。

 

僕の山小屋はかれこれ建てられてから25年もたつ

古い山小屋です。

ですので室内は昭和時代を反映していて

とにかく暗い。

きっと山小屋はかくあるべきだったのでしょうね。

 

窓が小さいので光があまり入らないので

この窓を大きなガラス窓に変えようと

何度も話をしたのですが、

予算のこともあり後回しにしているうちに

すっかり話の土俵に現れなくなってしまいました。

 

というのもこの暗さが何とも言えず落ち着く。

この光を遮る設計がエアコンなしの夏を保証してくれる。

そしてちょっとレトロなデザインが

小さいころ住んでいた長屋の縁側を思い起こしてくれる。

 

そういえば今日から多くの学校が夏休みに入るようです。

風呂上がりにビールを飲みながら

東側を流れる川のドウドウ流れる音を聞き

ヒグラシが寝静まった雑木林を

見るともなく見て過ごしていたら

幸せな気分になりました。

 

今日から僕の夏休みは始まります!